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Art Work『毬栗』

 気がつけば、秋深くなっていました。

 今日は、重い灰色の雲から、雪らしきものが舞ってきて、もしや、クリスマスソングの時期到来なの!?と、冬を楽しみに思いました。それプラス、今年も終わってしまうという焦りも感じています。


 先日、直売所で、栗を大量に買ってきては、夜更けに茹でながら、何を作ろうかと、思い巡らしました。

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 皮から、中身を取り出し、ほぐしていましたら、そのうっとりするほどの、美しい色に、ワクワクして、色々作りたい〜✨と、夢が膨らみました。


 栗ペーストにして、冷凍保存しておけば、長い間、楽しめると思って、豆乳を、混ぜてしまったのが、失敗。豆乳は冷凍向きではなかった。あぁぁ。


 豆乳生クリームに、栗ペーストをいれて、栗ロールケーキを作りました。栗クリームが、柔らかすぎて、うまく巻けなかったけど、お味は美味しかった♡

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まるくない栗ロール


 栗を堪能し、毬付きの栗もゲットして、これは、描かないわけにはいかないでしょっ!という前向きな気持ちになり、久しぶりに、絵筆を持ちました。

 今年は、春から新しく、幼稚園での給食作りの仕事を始めて、そちらに、意識が集中していたので、絵を楽しむ時間を、あまり持てずにいました。
 制作と両立していく事が、目下の目標ですが、子どもたちの美味しいご飯を作ることに、とても喜びを感じています。


 それに、ずっと絵ばかりを描いていると、腰痛がひどくなるので、身体を動かす仕事があるのは、素晴らしいと思っています。
 絵本作家の、いわさきちひろさんが、制作しながら、新聞配達のお仕事を続けられていたのも、分かる気がしました。(政治的な信念も、おありだったと思いますが。。)


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『毬栗』

 今回は、Strathmore(ストラスモア)という、白くて、表面強度の強い用紙を選びました。絵の具は、ウィンザーニュートンの透明水彩の、固形タイプを使用しています。

 この絵を描き始めると、絵に集中する感覚を、随分と、使っていなかったことに気づきました。しかし、それは、不要なこだわりを捨て、また新しい表現ができるのだと、前向きに思えました。

 気楽に描こうっ♪と、思いながらも、デッサンで正しさや、詳細を求めてしまう癖が、徐々に出始めました。ここは、抜け出したいポイントなのですが、私の内なるところで、根強く渦巻きます。結果、どんな心を表現したいのかが定まらず、ブレにブレて、迷宮に入りました。


界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類I Eurosids I
目 : ブナ目 Fagales
科 : ブナ科 Fagaceae
属 : クリ属 Castanea
種 : クリ C. crenata



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 難しく考える癖が出始めたら、ひと息つきましょう。
最近ハマっている甘酒を使ったバナナケーキと、びわ茶でお茶タイム。
これからどうしようか〜と、絵との語らい。


 そして、試行錯誤の末に、『毬栗』を完成としました。

 終わりにすると、そんな悶々とした時間を共有した、この絵のことが、愛しく思えたのです。


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お読み下さり、ありがとうございました。
続いて、『栗ご飯』になります。

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今後の制作に役立たせていただきます✨