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買い付け

先日、インド・スーラトでの買い付けに行ってきました。

4回目のインド。今回はベトナムで3日間過ごしたこともあり、体調もかなりリフレッシュした状態でインド入りができた。

買い付けに行く直前まで年末の展示会に向けての制作や、円安の影響でのお金の準備などモヤモヤと考えることが多かったが、インドに到着した途端、「ただいま」「戻ってきた」に変わりました。

とにかく人人人。常に騒がしい路上。市場でカメラを持って歩けばすぐに人だかり。いつもエネルギッシュで人間臭いこの国が僕は好きだ。

2日目の夕方に電車に乗り研磨工場のある街スーラトに約4時間かけて向かいました。毎回、電車に乗るのに苦労するのだが今回はとてもスムーズに。段々慣れてきた感覚があり、スーラトに着く時には無意識でいつものホテルに。

日本とあまり変わらない感覚。初めてインドに来た時は何も分からずにいたけど、今回は冷静に俯瞰できている。出会う人皆が良い人たちに思え、全く日本と同じような気持ちで過ごせました。慣れって怖い。でも完全に自分のゾーンに入った状態。

その後の買い付けもとても順調に進み、パートナーの家族とは一緒に仕事をしご飯を食べ、民族衣装に着替えて一緒にお祭りに参加したりといつも通りのインドライフ。ただ、今回は自分自身がかなり落ち着いていたこともあり、インドの事がいつもより少しづつ理解できるようになっていました。

彼らの持つ文化、宗教観、家族に対する愛情など。まだまだ上辺かもしれないけど僕自身がそれらをより理解しようとする姿勢があった事が何より収穫でした。次にインドに行く時はもっと見聞を深めれる気がする。

物事を判断せずにより自然な状態で風のように生きる。僕にとって良い状態の時はいつもこの感じ。制作の時も同じ感覚がある。


買い付けも無事に終了し、審美眼も年々育ってきている。中にはオリジナルでカットをして作ったものもあるので納得がいく素晴らしい石ばかりになってきた。本当に素晴らしい仕事だ。これらをスタッフやお客様により伝えていきたい。

画像のものは買い付け終盤で見せてくれたブラウンダイヤモンド。毎度新しい石に出会えることはとても嬉しい。沢山買ってしまった。。

笑顔でパートナー達と別れまた来年。今回は本当に気持ちが良い買い付けだった。最後の最後で飛行機に乗り遅れて、帰る日が1日ズレてしまった事けど。。

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