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春の作品紹介

今日は、春に咲く草花で作った作品を3点紹介します。

1 Life is short,Art is long

Life is short,Art is long

この作品は、坂本龍一さんが好きだった言葉を草花で囲むようにデザインした作品です。
坂本さんが亡くなった時、テレビなどでこの言葉が紹介されており、以前この言葉を使って作品を作っていたことを思い出しました。
写真の作品は二十数年前に作ったものですが、この春庭において写真を撮りました。

使用した花はバイモとシダです。

バイモは4月の末頃、華やかな花の陰で静かに咲いています。
花は淡緑色で下向きに咲き、数本の茎は葉の先端を巻きひげのように巻いて
互いに絡んで倒れないようにしています。
静かな花なのですが、なかなか個性が強く、あわせる花が少なく、今回はシダと合わせました。

咲いているバイモ

”Life is short,Art is long”という言葉は、古くからある有名な言葉なので、ラテン語表記、古い書体であるアンシャル体で書くことにこだわりました。
押し花にしたバイモとシダを貼って仕上げ、額もそれに合うものにしました。


2   時は春

時は春

道ばたに咲く草花を集めて、イギリスの詩人 ロバート・ブラウニングの「時は春」を土手に見立て、私の心象風景を作りました。

使用した草花はキンポウゲ・スミレ・ノミノフスマ・ヨモギ・スゲなど。
時は春は上田敏により「春の朝(あした)」として翻訳されています。

時は春
日は朝(あした)
朝(あした)は7時
片丘は露満ちて
揚げ雲雀名乗り出で
カタツムリ枝に這い
神、空に知ろしめす
すべて 世は事も無し

春の朝(あした)

3   春が来た

春が来た

春になると道端・畑の周り・土手・駐車場の周りなどそこら中が黄色になります。
野沢菜などアブラナ科の菜の花かな…と思って見ると、セイヨウヤマガラシ。この作品はそんなセイヨウヤマガラシを使用しました。

帰化植物で強いのなんの…細いので菜の花より押し花にはし易いです。
農家の人は困っているけど春が来た事を実感します。

セイヨウヤマガラシ

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