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Vの推しの応援広告を出したらXのアイコンになった話

2023年12月、VTuberの応援広告を出しました。一番喜んでもらえる方法を考えて実施したところ、関係者含め現地までお越しいただいた上にXのアイコンにしていただけました。この記事では、記録を残すという名目で推し語りをしていきます。

広告を出したきっかけ

今回は推しの所属事務所の大きなイベント、にじフェス2023に合わせて広告を出しました。しかし私が実際に広告を出そうと決めたのは1年前、にじフェス2022の直後です。私の推し、Pomu Rainpuff(ぽむれいんぱふ様)は海外VTuberであり、流行り病に伴う当時のビザ発給制限に引っかかりました。参加中止が発表された時、配信中だったPomuは泣いていました。
この時私は、せっかく日本にいるファンなのだから、自分にできる方法で応援したいと強く思いました。にじフェス2022ではPomuのステージは中止になったものの、Pomuのグッズや展示を目一杯楽しんでいる姿を見せたら喜んでくれました。

引用先のポストはコチラ

そして、帰りに駅でにじさんじライバーの応援広告を見て、自分もやろう、どうしたら喜んでもらえるだろうと考え始めました。

広告の期間と場所

今回の広告枠なら、Pomuは絶対に見に来てくれると確信していました。理由は前科があったからです。上記の続きのエピソードを1つ紹介します。

「にじさんじフェス2022×アトレ秋葉原」コラボ

このイベントは、にじフェス2022から2週間、秋葉原のお店とコラボするものでした。私はキービジュ7名の写真が手に入ることだけ知っていて、にじフェス自体が弾丸旅行だったので寄れないなと思っていました。
しかしある日、Pomu含めた30組ほどのライバーが館内放送をしているとツイートが流れてきました。Pomuが秋葉原に・・・?調べると、ライバー数名が参加していることを明かしていました。Pomuは何も言っていませんでしたが、本当に参加しているなら大変なことです。
Pomuは秋葉原が大好きです。初配信でオタクコールしたり、ストリートビューで秋葉原を観光したり、普段の配信でもその熱量はよく伝わっていました。これこそ日本人ファンから反応あったら嬉しいのではないでしょうか。
先週にじフェスで関東行ったばかりだけど、うーーーん・・・!

翌日行きました。新幹線で。2分の放送を聴きに。

音声のポストはコチラ

ものすごく喜んでくれました。しかし、これで終わらないのがPomuでした。なんと、にじフェス2022の翌週にビザ発給が緩和され、お忍びで来日してアトレ秋葉原にも来たそうです。

この件より、来日中に秋葉原に応援広告が出ようものなら絶対に現地まで来て楽しんでもらえると確信しました。そして、事前に来日することが分かった初めてのイベントがにじフェス2023だったので、2023年の12月18日~31日に秋葉原に掲出することになりました。2週間にしたのは、フェス直前の忙しい時期に無理して来ることを防ぐためです。

たくさんのファンに祝ってほしい

個人の主観ですが、Pomuは皆で協力するという価値観を大事にしていると思っています。Pomuの歌ってみた「オトノナルホウヘ→」はNIJISANJI ENライバー27名が参加しており、皆で集まって何かをやりたいという想いで企画したそうです。また、スマホアプリのギルドイベントでも、リスナー同士で助け合っていたことを喜んでいました。
極論、応援広告は2人いれば出せます(団体登録に2人必要)。しかし、この価値観を踏まえれば、たくさんの人を巻き込んだ方が喜んでもらえそうだと思いました。そこで、広告枠を取るより前にdiscordのファンサーバーに飛び込み、海外リスナーたちに英語で一生懸命説明しました。

discordは非公開の場なので、以降は少し曖昧に書きます。

最初に反応をくれたのは、上記のギルドイベントで一言だけチャットをしたことがある方でした。そして話しているうちに、私が一方的に名前を存じ上げているようなリスナーさん達がリアクションをくれました。その中の一人が、今回担当された絵師さんにこの企画を紹介してくれました。絵師さんはPomuのメンバースタンプを一部担当された方で、応援広告もPomuが好きな絵柄になるんだと安心したのを覚えています。

応援広告はイラスト(大きな絵)とデザイン(文字や地図、告知画像など)で分業することがよくあります。絵師さんは英語話者でイラストのみの希望だったので、日本語デザインは自分で行うことにしました。本当はデザインでも人を巻き込みたかったのですが、ファンで日本語話者のデザイナーを探すのが難しく、英語話者だと私の英語キャパが心許ないのでやめておきました。
私はAdobe Illustratorの操作には慣れていましたが、デザインの経験は無かったので一から勉強しました。主催アカウントのbefore/afterを比べると、少しは見やすくなったでしょうか。

推しの推しにも祝ってほしい

デザインでは、絶対にやりたいことがありました。本件は「にじフェス2023の出演祝い」で人を集めました。しかし、実際の広告はこうなっています。

オリジナル曲はQRコードから聴けます。

そう、オリジナル曲「Fairy of AKIBerse」の宣伝が入っています。楽曲制作は「ふぃぎゅ@メイト」「いただきじゃんがりあんR」「すもももももも」のOPで有名なMOSAIC.WAV様で、私もPomuも大好きなアーティストです。
過程は書けませんが、広告(商業要素)へのお名前掲載になるので、少なくとも楽曲クレジットの掲載許可は取られています。これにより、Pomuの推しが応援広告を認知した状態になりました。Pomuのポストにいいねが付いたら良いなと思っていたのですが、なんと後日、中の人が現地まで応援広告を見に来られました。ひええ、ありがとうございます・・・!

広告の公開

このように、本企画はたくさんの方にご協力いただきました。クラウドファンディングの募集期間も、海外リスナーたちが何度もdiscordで話題に出して人を集めてくれました。B0ポスター1枚ではすぐに目標額に到達してしまうので、人数を増やすために上限額を低めに設定したくらいです。
応援広告の告知は日本時間の昼12時です。私は仕事で不在でしたがPomuは配信中で、終わり際に数名がサプライズがあると伝えてくれたそうです。また、Pomuがフォローしている切り抜き師さんも告知をリポストしてくれました。discordでは管理人が全体告知をしてくれました。結果、支援者は83名、告知ポストが15名もの方からリプライで祝われるという、皆様に愛された企画になりました。

Pomuの活動は海外がメインなので、見に来れる方がどれだけいるかと思いましたが、X/Twitterで確認できただけでも95名が写真をアップロードしてくれました。主催のいいね欄から一望できるので、よければご覧ください。

ライバー様では、まず同僚のMillieが現地で撮った写真を投稿してくれました。リプ欄よりEnnaも一緒だったようです。Pomuはにじフェス前にX/Twitterのプロフィール画像にしたいとリスナーから写真を募り、実際に変更してくれました。直後に主催アカウントをフォローしてくれて、私はこの通知で気づきました。

今後サプライズ企画ができなくなった主催アカウント

そして、にじフェスday1の3Dステージを終え、day2の夜に冒頭の写真を投稿してくれました。にじフェス期間だったのでPomuが行った時にはにじフェスの痛バを持った人がいたそうですが、それでも写真を撮って、素敵なメッセージを添えてアップロードしてくれて感謝しかありません。

応援広告期間が終わった5日後、PomuのNIJISANJI EN卒業についての告知がありました。Pomuにとって最初で最後の応援広告になってしまいましたが、最高の形で届けられたことに後悔はありません。ただ一つ心残りがあるとすれば、広告内のオリジナル曲のQRコードがMVではなく3Dお披露目配信になっていることです。

オリジナル曲はQRコードから聴けます。聴きましたか?

2024年1月7日現在「Fairy of AKIBerse」のMVは制作完了されていません。しかしなんと卒業前――Pomu曰くおそらく来週中に「Fairy of AKIBerse」のMVが公開されるそうです!待機所ができ次第こちらにリンクを置きますが、今読んでくださっている方は上記のQRコード・・・いえ、このリンクからでも是非一度聴いて、Pomuのチャンネル登録もしてMV公開を一緒に待ちましょう!それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

追記①~③

追記① MVは19日の朝7時(日本時間)にプレミア公開だそうです!!

追記② 応援広告がMV内に登場しました!(1:12~)

追記③ 応援広告のイラストを卒業配信のサムネイルにしていただきました。

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