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自然の色はグラデーション

今年もあっという間に半分に。
京都では、「水無月」というお菓子があります。
四角形を対角線に切って、三角形にしたものです。

それが、6月には和菓子屋さんで目にすることができ、子どもの頃からよくいただいたものです。

色の変化は自然界から

ちょっとしたデザインをしているとき、グラデーションを構成していました。

赤から青への流れの中には紫色があります。そのグラデーションにがとても心地よく感じます。

この色の変化。ちょうど夕暮れの空の色ですね。

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お昼間の明るい太陽をイエローと考えると、夕暮れになると燃えるような赤になりその後、赤紫を通って紫へ。マジックアワーと呼ばれる空の色です。

やがてその色は、深いブルー(インディゴですが、日本語では紺碧という表現がありますね)になり、夜を迎えるのです。

ちょうど紫色は、イエローとは反対の色。
日中は光が燦々と降り注ぐ時間帯なので、イエロー。
夜は、光が無い時なので黄みがない赤と青の混色である紫色。
日が暮れると、夜、「静寂」の時で、人々は身を守るために家の中に入り(古代では洞窟などですが)昼間の疲れを癒すために睡眠をとるのです。
紫色が眠りを誘う色であることは、ここからも考えられます。

グリーンの葉っぱも紅葉へと変化するとき、緑から黄色っぽくなり、その後オレンジへ。そして紅くなります。
私はその後の色にも意味があると考えています。
マゼンタ(赤紫)になった頃は、「朽ちる色」と言えると思いますが、それは土に落ちる時。土の色も赤紫に近いですね。自然にかえる意味を感じます。

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(だから葉っぱが落ちるところは土の上であってほしいと…)

色相環で考える

自然の色の変化は色相環の順です、とよくカラー講座でお話ししています。
一気に色が反対側の色には変化しません。
これは、きっと人の心の様子も同じだと考えています。

今、怒りを感じている人(赤)が、急に落ち着く(青)のか?
今、心が沈んでやる気が出ない人(青)が、
急にテンションアップになれる(イエロー)のか?

きっとその途中の色を通る方がスムーズに変化できるのです。
無理なく、自然に・・・

色の変化の順に導くと、素直に受け入れる気持ちになれたり、ゆっくりと進んで良いことがわかったりします。
カラーセラピーのカウンセリング、心がけていることです。






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