【色の名前】RGBカラー「peru #CD853F rgb(205,133,63)」について【CSS拡張基本色】
CSSワーキンググループによってCSS3で定義されている拡張基本色として、RGBカラーには固有の名称が付けられたものがあります。このような定義により、番号ではなくその名称で色を指定出来るコードを書く事が出来ます。
シリーズ第一回目となる今回のお題は「peru」です。
「peru」は温かみのあるアースカラーの茶色で、落ち着いた雰囲気を演出するデザインに使えます。
RGBカラーモデルでは、コード#CD853F または rgb(205,133,63)で表されます。
ちなみに、ペルー共和国の国旗の色は「勇気と愛国心を示す赤」と「平和と名誉を示す白」です。
国旗のデザインはたびたびモデルチェンジしているようですが、なぜ #CD853F が「peru」なのか、謎に包まれています…。
さて、デザインでペルーを使う主な利点のひとつについてですが、先述した落ち着いた雰囲気の演出が出来る事の他にも、その汎用性の高さが挙げられます。
白や黒などと併せて用いる中間色としてはもちろん、赤、黄、緑などの明るく大胆な色まで、さまざまな色と組み合わせることができます。
そのため、素朴でナチュラルなものから、モダンでエッジの効いたものまで、さまざまなムードやスタイルを演出するのに適しています。
ペルーは、コントラストや強調を生み出すのに適した色でもあります。
その暖かく豊かな色調は、緑や青などの寒色系に対しても際立つので、ボタンやコールトゥアクションの部分など、ウェブページの重要な要素を強調するためにも有効です。
peruをメインカラーとして使用する場合は、peruのイメージとの親和性を考慮しましょう。
例えば、コーヒー豆販売やコーヒー焙煎器具販売などのサイト、ハンドメイドの工芸品やナチュラルビューティー製品を販売するサイト等のメインカラーにはperuは親和的かもしれませんが、企業や技術に特化したサイトのメインカラーにはあまり親和的ではないかもしれません。
peruは多用途で汎用的な色であり、デザインに温かみと個性を加えることができます。
その長所を理解し、イメージの親和性を考慮することで、魅力的で効果的なUI/UXを生み出すことが可能となります。
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