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魔法ノ形容詞

「天気予報ぢゃ、晴れっつってたのになァ」┈┈って、まだ言うか?お天気報道盲信者よ。…んな戯言吐いてるうちは、相場でも絶対勝てませンぞヨ?

〖相場は相場に、天気は天気に訊け〗┈┈。

己が分析力を信用出来ぬ輩は、利休にでもお尋ねなされ。某湾岸署の某青島クンも、こう叫んでいたのでは?┈┈「事件は会議室で起こっているンぢゃない、現場で起こってるンだ!」と┈┈。

天気の移ろいは、現況を肌感すればヨシ┈┈実にアタリマエのコトなのだから…。

〈お天気報道は観ない派〉になって、はや25年…って数字で書くと、人生中盤から以降ずっとだなー?

観なくなった理由は、至極単純┈┈物知り顔でくっちゃべる、〈煽り解説〉が甚だ鼻に衝くようになったから。

〈災害級の~〉
〈警報級の~〉
〈警報の可能性ある~〉
〈観測史上○○の~〉…えとせとらんらん。

〈~級〉と冠するソノ実体は、むしろ災害未満、警報未満なのだろう? 
”¥2,980“ を “2000円台=お得 ” と錯覚させる手法に似ているではないか。

コトバの魔術。

〈~級〉 と付けりゃ、“サイガイ”とか “ケイホウ” なるブッソーな響きが、視聴者の鼓膜を震わせる。
不安と恐怖を沸き立たせ、煽ってくる。
単なる雨でも、“災害級” やら “警報級” にグレードアップすりゃ、視聴者の食い付きも…と、オトナの下心も透け見えよう┈┈。

視聴者の命を守る〖正義〗を孕むお天気報道。そのジツ…誇大装飾した荒天情報を 、〈似非緊迫感〉 に包んで茶の間に伝える正義の報道者、…たる己に酔うだけの〖偽善〗┈┈にしか、ジブンにゃ見えまセーヌ川。

台風がナイ、となりゃ…遥か南方の生まれたばっかの台風ベイビーにまで触手を伸ばし、〈列島ロックオン!〉的軌道予想図を片手にに、「…今後、勢力を拡大させ日本列島へ…」 と煽ってくる。まるで、後方に微かなサイレンが聞こえる程度の┈┈〈音はすれども姿は見えず〉の緊急自動車に、悶々と過敏対応させてやれ!…的なアザトさ。

さらに、「折り畳み傘をカバンに…」 とか 「洗濯物を干すなら午前に…」 っつーアドバイスなんざ、 ママがコドモに 「ハンカチ持った?宿題は?」レベルの、過剰なる老婆心。

まだある。「…ココしばらくは好天が続きます…」┈┈とアメをしゃぶらせておきながら。「…が、西から雨雲が近づき…」と、ミョーに嬉しげな顔でムチ打ってくる。
せめて「西から雨雲が近づいてますが、ココしばらくは好天が続くでしょう」と、倒置して聞かされる方が、イイ印象で観終われる。

晴れると雨を望み、雨が降ると晴れを望む。今日の天気を楽しむより、明日の天気に悶々スル┈┈ニンゲンって、心配性の天の邪鬼なのケ?

さて、追い打ちをかけよう。
「この時期に○○なんて、異常ですよね?」┈┈と、したり顔でのコメントも耳に障る。
もはや、世界の気候は変化している。従来の理解とほど遠い天候に見舞われても、ソレが今の〈フツー〉なのである。
「異常気象!異常気象!」と煽るもほどほどにしてさ…「昔なら異常でも、今ぢゃフツーだよ」と、潔く受け入れるが天晴れぢゃね?

〖脱皮せぬ蛇は滅ぶ〗のだ┈┈。

〈災害級〉〈警報級〉とゆー魔法の形容詞で、視聴者を煽り倒す〖お天気報道〗。
天気情報を媒介に不安と恐怖を過度に煽り、視聴者に何らかの購買衝動を起こそうとしているにも拘わらず、視聴者の命を守る…ってな大義名分を前面に押し出す〖お天気報道〗。

〖天気は、天気に訊け〗┈┈。

ゆえゆえ!
〖お天気報道〗の〈魔法ノ形容詞〉が、実に…甚だ鼻に衝くワケさねー。
己が肌感と、観測結果のみ並べた気象庁の一次情報で┈┈ふふ、利休に尋ねることもなく┈┈日々、天気の流れを読み戯れる方が、マルッとスッキリ愉しいかも知れませぬぞ?



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