さぁ始めよう！～きっと何も遺せないが、必ず良くなる未来がある～
一気に熱気が下がり、気持ちのいい朝になった。
少し秋の気配を帯びた青空が広がる。
空の色は季節ごとに微妙に違う。
春、柔らかなベイビーブルーはやがて、細やかなレース編みのかかった淡いブルーになる。これが夏。そして、次第に透明ががった澄んだ、み空色ともいわれるブルーでもある秋の色になり、やがて、冬の、鮮やかな原色に近いブルーとなる。
子供たちをクラブ活動に送り出してから、自転車に乗り、近くを流れるS川沿いに出た。小道の水路の水の流れに力を借りて坂を上り切り、夏の富士山を眺めながら風の爽やかさを全身に受け、浄化されたとも言っていい町中をクルリと回って帰宅。
うん、私、これをするぞ！
魂の声と心の声が重なった。過去を丸ごと受け入れ、一本化された道に立った感覚だった。
そもそものきっかけは、昨日の、私がフォローするインスタの投稿記事に始まる。
私の8月は、強烈な晴れの後、雷と雨と風というパーカッションの演奏で始まりを告げた。
昼過ぎ、高らかにドラムの音が響く。そして、小太鼓のトレモロが静かに始まった。ウィンドチャイムの澄んだ音色を交えながら、時に激しく、時に緩やかに、そして、合いの手を入れるかの如く、ドラムが鳴る。
雷神さんと風神さんと龍神さんが手を繋いでやってきたのだ！
おもてなしをするには人間のままでは難しく、私は夢の中へ入った。そこで何を話したか全く覚えていないが、目が覚めると、手を振って去っていくところのように感じた。
この町に5時間ほど滞在されただろうか、よく眠ったものだ。
午後6時頃にはすっかり演奏は終わり、神様方もお帰りになった。
すっかり冷たくなった空気を家に取り入れながら、夕食の支度をする。子供たちや夫の腹を満たした後、何もかもが落ち着いて、夜になった。
懐かしい方から電話が入った。
先生とも師匠とも仰ぐ、強くて優しくて頑張り屋さんなお人である。
私がこれから始めようとすることに対しての詳しい内容をご連絡くださったのだ。
お声を聴きながら、元気そうな雰囲気を感じ取った。
また、先生（とここではお呼びする）を通して、懐かしい方々の様子も知ることが出来て、心と共に魂が震えた。胸のあたりに咲いたクリスタルの華が、魂という光に反射して、虹色に染まった。幸せな時間だった。
近い過去の記事に、仕事のことを挙げたことがある。
開業して家族を支える一助となることを諦める＝家事手伝いの主婦になるという図式が、頭の中で出来上がっていたことに気づいた。様々ある枠を全て俯瞰して見る位置に行くことを感じたのに、まだ、枠を作り出していて、そこにはまり込んでいた自分がいた。仕事という概念を固定していた。
生きるのも、ある種の仕事だと思った。そういう目で見れば、何でも仕事に当てはまる。
仕事ってなんだろうか、と、不思議になった。
私は、自分という人間と魂という私が居るという感覚が強い。
現実を生きる中で、一貫して、見えない世界事に取り組んできた過去がある。
振り返れば、インナーチャイルドに絶えず寄り添ってきた。
今も学んでいる心理学がある。
自分の心や魂の風景をたくさん描いてきた。書いてもきた。
音に乗せて心情を表現をすることも好きだった。
自己流で始めたタロット占いを学びなおした。
占星術も学んだし、レイキを始めとしたヒーリングや、エネルギーワークも学んだ。
魂の記憶の内容を知った時のショックもたくさんあった。
出所のよくわからないスピリチュアルもどきな話に振り回されたこともあった。
ご先祖や生まれ育った家族からの見えない遺産に苦しんだことも多々あった。
また、その中にいくつもの光を見出した事例もたくさんあった。
とにかく、何かの総清算のような人生を今まで歩んできて、今、一本の道になろうとしている感覚がある今、私が魂として生まれてから今までのことを何らかの形で外に出したいと思った。
遺そうと思わない。
後世に伝えようとも思わない。
多分、きっと、何も遺せない。
ただ、私の後を生きる子供たちが、この地球で幸せに、楽し気に生きる世界の何か一助になれば幸いだと思った。
昼ごはんの後、子供たちが出かけた。
セミの声が遠くから聞こえてくる。
今日は昨日とは打って変わって、晴天。
実りの季節がやってくる。
み空色の季節がやってくる。
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いつもありがとうございます。
占い師の勉強を本格的に始めました。
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