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case04:イノベーション・プリント・アワード2020受賞とatelier grayのこれから

このnoteでは、atelier grayでお手伝いしたプロダクトについて、少しだけ掘り下げて紹介していきます。

「atelier gray(アトリエグレー)」は、株式会社 加藤文明社が運営するいつでも相談できてその場で製作できる印刷アトリエです。ここには印刷に関する様々なプロフェッショナルがいます。そして、様々な想いを持ったクリエイターが集まります。

この度、クリエイターとatelier grayで創り上げたこだわりの1冊が、賞をいただきましたのでご紹介したいと思います。

IPA2020受賞


前回のnoteで取り上げました「六本木クロッシング2019展:つないでみる」展覧会カタログが、イノベーション・プリント・アワード2020の書籍・マニュアル部門で第2位を受賞しました。

イノベーション・プリント・アワード(Innovation Print Awards)は、2008年よりアジア・パシフィック地域で開催されてきたデジタル印刷作品を評価するコンテストプログラムです。通算で13回目を迎えた今回は、12の国と地域から242の応募があったそうです。

本アワードを主催する富士ゼロックス様のサイトはこちら

世界に一つ、あなただけの展覧会カタログ


私たち印刷会社の仕事は、同じモノを変わらぬ品質で大量に生産することです。100部であっても100万部であっても、それは変わりません。
ところが、今回の展覧会カタログは、「1冊1冊がすべて違って見えるものにしたい」という、お客さまの相談からはじまったのです……!

私たちの経験と技術、atelier grayのキーデバイスである最新のデジタル印刷機Jet Pressにより、お客様の前代未聞のアイデアをカタチにすることができました。

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▶バリアブル印刷による1冊1冊すべて異なる3,000種類の表紙という珍しいブックデザイン。(本の中身は同じ内容ですのでご安心ください)

くわしい制作プロセスはこちらの記事でご紹介しています。

謝辞

ひとつとして同じものがない本のなかから、自分だけのお気に入りの1冊に出会う。そんな体験ができる魅力的なカタログに仕上がりました。

発行元の森美術館さま/美術出版社さまを始め、パートナー企業さまの理解と共創があったからこそ実現することができました。この場を借りて、あらためて御礼を申し上げます。

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加藤文明社/atelier grayのこれから

このようにatelier grayでは、ヒアリングを元に仕様(紙やインキ、製本や加工)をご提案したり、クリエイターとの対話を重ねながら一緒になって印刷物を制作しています。

たいへん有難いことに、リピーターになっていただけるクリエイターの方々も増えてきています。情勢が落ち着き次第となりますが、見学会勉強会の開催に加えて、トークイベントの共催も検討中です。

こんなイベントだったら参加したい、こんなひとの話が聞いてみたい、などみなさんのご意見もぜひお気軽にお寄せください。

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▶2020年に行われたオンライン工場見学会・対談イベントの様子

最新の印刷事例やイベント情報は、note以外にも下記SNSにて随時ご案内しています。

instagram: @atelier_gray
twitter: @atelier_gray

印刷のご相談やお問い合わせ、ご見学希望は、なんなりとお気軽にWebのお問い合わせフォームやメールアドレスへご連絡ください。

atelier grayでは、今回受賞となったカタログの見本もご覧いただけます。ぜひ手に取って見比べてみてくださいね。

ateliergray.jp
contact.me@ateliergray.jp

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