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オーダーメイド受注会①

7月、阪急百貨店にてオーダーメイド受注会を開催させていただきました。

オーダーメイドやリメイクを身近に知っていただける機会となり、大変実りあるイベントとなりました。

お越しいただき、誠にありがとうございました。

受注会でのご注文から、いくつか記事を分けてご紹介できればと思います。

今回は興味を持たれる方も多いアイテム「革トレー」のオーダーをピックアップ。

オーダーシートにご希望を詳細に記入させていきます

お客様のご職業はピアノの調律師さん。

調律道具で大切なピアノを傷つけてしまわないよう、自作のトレーをご使用でしたが、お使いになるうちに「もっとこうなら…」と理想が出てきたとのこと。

愛着あるトレーを素材に、本格的な仕様へ作り直すことになりました。

オーダーシートを作成しつつ、お持ちのイメージを掴みます。

・ご使用時のイメージ
・持ち運びのこだわり
・最も大切にしたいこと
・手触り、柔らかさ
・今のトレーの気に入っているところ

など、些細なことまで伺います。

私たちの仕事では「お客様の理想のイメージ」を教えていただくことが、何よりも大切です。

お客様がお帰りになってから、更に内容をまとめ直し、受注担当から職人へ細かく伝えます。
職人ははじめに試作品を作りました。

イメージ通りか再度すり合わせるために試作品も本格的に作製します

何度となく作ったアイテムでも、試作品を作ることは多々あります。

お客様が違えば、やはり一品ごとにニュアンスが異なり、私たちにとっても一期一会の作業になるからです。

準備をしっかりすることは、成功への第一歩です。

めいいっぱい悩んで方法を決めてから、作業開始です!
0.1ミリ単位で調整しながら、仕掛けを組んでいきます。

0.1ミリ単位で厚みを調整中
細部に職人の技が光ります
使用する糸のお色でも雰囲気が変わるので慎重に選んでいきます
ここまでくればあともう少しで完成です

トレーは一見、簡単なアイテムに見えます。
実際はシンプルな構造のなかにお客様の理想を叶えるため、繊細な工夫がつまっています。

出来上がった2品

熟練の職人が準備を重ね、丁寧に仕上げました。
シャンとした雰囲気がありますね。

ご注文のお客様にもお喜びいただけました。
お選びになった金具のアンティークなお色味もばっちり!
やはりご自身でカスタマイズ・デザインしたアイテムは違いますよね。

愛着ある品は姿を変え、再びお仕事のなかで活躍されることでしょう。

アトリエ8845は、お客様の詳細なオーダーにお応えしています。

今里本店では、常駐する職人からリアルタイムでのご提案が可能です。
革・金具の在庫もその場でご覧いただけます。

ライフスタイルに合わせたアイテムをご自身でデザインされませんか?

どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。


HP https://www.8845.jp

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