肉を食べなくなったのはいいのだけど、他にも考えるべきことが山ほどある
私は人は自分の本質から外れると「悲しくなり」「幸せではなくなる」とスピノザさんと老子さんが力説していたことだけを理由に肉を食べない生活を続けています。
私は動物に感情移入をしてしまうので(=これが私の本質)、食べるためとはいえ”私は”動物を殺すと悲しい気持ちになります。だから私は肉を食べません。
自分にできないことを他のできる人に代わりにやってもらうというアイデアはありますが、それはそれが能力的な問題であった場合は分業として許容できますが、それが理念的な問題である限りはそれは分業とは言えず私は許容できません。理念的に不可能なものを人にやってもらうという考えは、その延長上に「触らぬ神に祟りなし」のような無責任さ、そして想像力の欠如を感じてしまうからです(=これも私の本質?)。今回は自分が悲しいから豚を殺せないのであって、能力的には豚を屠殺できるので理念的な問題ということになります。
(という論理からもわかる通り、動物を殺せないというのは私の本質であって当然人類の本質ではありませんので、私はベジタリアンのススメをしているわけではありません。)
このように肉を食べないというのは自分の中で完結して満足しているので何も問題はありません。しかし私が今課題に感じているのは本当は自分の理念的にはできないことなのにほったらかしにしていることが世の中には多くあるだろうということです。貧困格差、紛争、環境問題、LGBT、女性の社会進出の問題、などなど。とりあえず次は平和問題に取り組みたいと思っていることをここでは宣言させてください。
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