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ピエモンテの旅① トリノ

1月の長期休暇を使ってピエモンテに旅行に行って来ました。

長期休暇は3週間近くあったのですが、実際に旅行に使ったのはたったの4日間。
お金の関係もありますが、ゆっくりと街や自然の風景を眺めながらリフレッシュをするような旅ではなく、僕にとっては主に食の発見だけが確固たる目的になっているからです。

旅は一人でするものだとずっと思っていたのですが、最近は誰かと旅をしたいという気持ちも芽生えてきました。
一人で味わう食はもうこのピエモンテ旅行を通してけっこうお腹いっぱいになってしまいました。

そうだよなぁ。
そもそもお客様にとっての外食って、ほとんどの場合、別に「美味」を求めているわけではなくて「美味」を通した「幸せ」を求めているんだよな。
だったら一人より二人の方が本能的に「幸せ」は大きいはず。
そして嫌いな人との高級レストランより好きな人との居酒屋。
いつでも「美味」は手段で、「幸せ」が目的。

話が逸れてしまいましたが、ボローニャから1時間遅れの電車に乗ってトリノへ向かいます。
ちなみに今回の旅はどの電車も遅れぎみでした。
イタリア生活も一年を過ぎれば、交通機関の遅れなど当たり前になってくるので、それも計画に織り込み済みです(笑)

               🚃

トリノに到着してすぐさま予約していたレストランに向かいます。

トリノの有名店「スカンナブエ」へ
Vitello Tonnato
Agnolotti dal plin
Guancia Brasato al Barbera

いきなりピエモンテ郷土料理のメインどころ三連発。
どれも美味しかったのですが、若い店員さんの一人が、僕がイタリア語でお願いしますと言っているのに、ひたすら英語で話しかけてくるのが不愉快でした(笑)
国際都市だし、相手に悪気が無いのは分かるのですが、非常に気になります。
こういう細かい部分でも料理の味の感じ方に違いがでてくるので、あらためて接客の大切さを感じます。

Espresso

締めのコーヒーはめちゃくちゃ美味しかったです。
流石コーヒーの街。
有名なメーカーさんではないのですが、特徴的な香ばしさを持った味わいが最高でした。


レストランを出て街中を散歩します。
あまりいい写真が残っていませんでしたが、サヴォイ家の豪邸に囲まれた道を歩いて行きます。とても裕福な街です。

メルカートにも少し寄って。

滞在約4時間。
最後にトリノで有名なビチェリンと呼ばれるチョコレートコーヒーを飲みましたが、お店を間違えたのか、いまいちでした。
フィレンツェ同様、何となく華やかな貴族の都市とは相性の悪い自分。
足早に田舎を求めてブラに移動します。
ご旅行の参考にはならなくてごめんなさい。


つづく。


頂いたサポートは、将来のお店の開業のための自己資金に充てたいと考えております。