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【銭湯日記】16日目

-16日目-

18時。
本日はちょっと離れた銭湯へ。

下駄箱はもちろん44番。

ここは券売機でお支払いらしい。
番台の淑女、ではなく紳士より「いらっしゃい」

暖簾をくぐる。
驚くほど混雑している。適当なロッカーを見つけ高速脱衣。

浴場とを隔てるガラス戸をカラカラと開ける。一歩踏み入れた直後、足をとられかけて背中がサッと寒くなる。
このタイルの床、全然滑り止め効いてない。
こええええぇ…。あぶねええええぇ…。

[本日のぶろ]…というのは特段見当たらない。
カランがコの字型に配置された空間。電気風呂がやけに広い。

隅に積まれた桶……はあ!ケロリンだあ!!
俄然、銭湯にいる気持ちが高まる。

銭湯といえばケロリンだあーーー!!

そして、なんと露天風呂がある。
濡れ髪を穏やかな風に撫でられながら入るお風呂はなんとも心地よい。人工温泉?全然よいよい。

そして驚くべきは、サウナはオートロックであった。サウナ料金を払い番台で鍵を貰うらしい。最先端サウナじゃん。室内で音楽が流れているか気になったが、今回はパス。

あと…先日のしょうもない火傷はもう大したことはない……実は火傷する数時間前に擦り傷なんかもつくっていた。

50cmほど高さのあるコンクリートの段を登ろうとしたのだ。右足をかける。左足を引き上げる。

コンクリートの角が左足のスネを削る。

「いてっ!いってぇ~〜~〜~〜~〜」


私は登りきったその場に立ち尽くし、項垂れ、ふるふると熱を帯びはじめた左スネを見やる。痛みと切なさと久しぶりの擦り傷に為す術もない。

傍から見ていた会社の人の証言によれば「小3男児の痛がり方だった」らしい。
痛いより恥ずかしいが勝った。

地味に痛い(二重の意味で)日々。

しかし、高まる贈物もいただいた。
私…ついにMyケロリンができました

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