ニューニュー不動産ナイト〜 #新しい不動産業?!アブナイ大放談〜
「ニューニュー不動産ナイト」が「＃新しい不動産業 Meetup」前夜祭の京都セッションとして、UNKNOWN KYOTO を会場に開催された。ある意味で不動産業界の最新？最先端？近くを（うっかり）爆走中のハミ出し者？と異端児？たちによる大放談。川端組の川端寛之氏、西村組組長の西村周治氏、アーティスト森岡友樹氏、エンジョイワークスの福田和則氏が、京都の夜に語るのは#新しい不動産業の先を行くニューニュースタンダードだ。
※ サマリーでお伝えします。研究所会員は全てのセッションをノーカット映像でご覧ください。
不動産業をツマミに語らう京都の夜
京都一ファンキーな不動産屋、川端さんは住む場所や暮らし方の選択肢を増やしている。物件紹介を交えながら生き方の選択肢まで増やしたいとぐいぐい行く。西村さんは神戸で30戸以上の廃屋を所有し、集落の再生を進める廃屋ジャンキー。この回の司会、森岡さんは不動産をエンターテイメントとして見せる「間取り図ナイト」「物件ファン」を立ち上げた。
ここが不便だよ不動産業界
格差。東京都中央区銀座4丁目価格は2,700万/m2。神戸市長田区西丸山2丁目は3800円/m2。この価格差は一体なんなんだ？業界内外の情報格差。公開取引データがない。もっとフラットにしていかないといけない。両手取引の弊害も相当だ。不動産の特にソフト面の面白さの評価がされない。
誰が好き？期待のニューカマー？
後半は「人」の話へ。つくる過程で出会う、まだ出会えてない人との出会い。西日本に溢れる面白い人たちの動向をもっと知ったほうがいい。鳥取「汽水空港 ( https://www.kisuikuko.com/ )」のモリくんのプロセスも面白い。これからは、人が集まる人が不動産を扱えるといいのではないか。不動産屋でない不動産屋が増えていく。
笑いあり、笑いあり、の会で語られたのは本質的な話だ。情報格差、境界線や縦割りの弊害、バリアフリー感覚の重要性。その解決とは。地方の廃屋はあくまでスポット的に廃屋化していく。これは資本主義と全く逆のつくり方に廃屋が適していることそのものだ。経済合理性との逆を行く。引き続き、軽やかに確信をもって踏み込んでいく。
●登壇者紹介
川端 寛之
株式会社川端組 代表取締役組長
1977年生まれ。京都生まれの京都育ち。二児の父。大学卒業後、地元京都の不動産会社に就職。2014年に独立し、株式会社川端組。代表取締役組長となる。従来の不動産のイメージにとらわれない物件情報を発信するサイト『KAWABATA channel』の運営、賃貸や売買物件の仲介、不動産活用やリノベーションの企画、集落再生プロジェクトなどを行う、京都一ファンキーな不動産屋さん。
西村 周治
西村組組長 一級建築士／宅地建物取引主任士
1982年京都生まれ大阪育ち。大学卒業後、兵庫区にある廃屋をDIYして改装、シェアして暮らし始める。（有）Lusie 神戸R不動産に勤務後独立。廃屋を蘇らせることに生きる意味を見出す。廃屋ジャンキー。現場至上主義、常に組員たちで日々現場と戦っている。有機的な建築集団、西村組組長。
森岡友樹
アーティスト/マドリスト/プランナー/うどんの人
大学在学中にアーティスト村上隆に見初められ10代でアーティストデビュー。 国内外で個展、グループ展参加。受賞歴少々。独立後、食うや食わざるやの時期を経てプランニング領域を主戦場にビジネス界隈でうろうろしはじめる。またその傍ら不動産領域での活動も趣味で開始。酔った勢いで立ち上げたmixi「間取り図大好き！コミュニティ」では一時19万人以上の会員達と日夜面白い間取り図、魅力的な間取り図を観賞して盛り上がる。これが発展しリアルイベント「間取り図ナイト」となり人気をはくし、全国でのべ60回以上開催しほぼ毎回満員になる人気イベントにまで成長。これらが縁でwebサイト「物件ファン」立上げに参画し、初代編集長をつとめるというわらしべ長者っぷり。それ以外でも2010年頃から瀬戸内海の小島でゲストハウスを立上げたり、地域活性領域にも顔を出したり、世界中で手打うどんを打ちながら転々としだしたりと、活動は多岐にわたる。現在は全国 47 都道府県への巡回中の「間取り図ナイト最終回ツアー」を細々継続中。
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