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熱海の崖に家を建てる コミュニケーション・ツールをつくる

みなさんこんにちは、ゆりです。

1200坪の斜面地に、家を建て、庭という名のランドスケープをつくろうとしています。夫婦で竹を伐採し、森を整備、敷地を歩き回れる環境をつくろうと悪戦苦闘。

それ自体楽しみでありますが、本当の狙いはこの土地の感覚を設計家、施工家、林業家、造園家のみなさんと正しく共有するための準備。本当は一緒に森を歩いてほしいのです。

まずは第一歩として、わかりやすいコミュニケーション・ツールが必要だと考えました。
平地であれば図面を渡せばよいのでしょうが、斜面地だからこそ、ここが肝かな、と。
今日はその制作過程をご紹介します。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながらか
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
熱海Case Study House

VUILDの自社工場に潜入

コミュニケーション・ツールとなる「敷地模型」をつくってほしい。
我が家の要望に応え、熱海Case Study Houseの設計者、VUILDさんは自社工場のShopbotで作ってくださるとのことで、行ってきました。
彼らの工場は、横浜・本牧の三菱重工さんが運営するYokohama Hardtech Hubにあります。

三菱重工さんがつくるものはガスタービンとか巨大なもの。工場も巨大。都内のIT系向けインキュベーション施設に比べると空間の迫力がすごい。

巨大な空間!

工場内にカフェができていました。この椅子とか机、VUILDさんに頼めばいいのにね。

カフェでコーヒーをいただきました。

Shopbotが健気に切り出す

本日の作業は敷地の斜面部分の切り出し。
健気なShopbotの動きをお楽しみください。

次に、木くずを掃除機で取り除きます。ここは人の手が必要。

最後に木枠から切り離し。気になって何度も見に行ってしまいました。

この後、残りの複雑なパーツを切削し、組み立ててくださるとのこと。完成が楽しみです。
完成時の斜面ぶりはこんな感じだそう。

300分の1の模型。

道路面から見るともっとすごい傾斜な印象ですが、模型でみるとそうでもない。

道路からみると崖感高いです。


実際歩けますからね。このあたり、関係者に共有してほしい感覚です。

ついでにほしいもの

決してショールームではないのでしょうが、本牧の工場の入口には、VUILDさんの作品の模型もおいてありました。
有名な「まれびとの家」の模型。出世作。

たくさん賞を取られています。

でも私が気になっちゃったのは、この小屋。

物置といったら怒られるかな。

これ、データを売ってくれないかな。自分で材を選んでShopbotで切り出し、組み立ててみたいです。家の下におく道具小屋のイメージ。チェーンソーはじめ、森の道具やガーデニングの道具をおくのです。キシラデコールを塗れば、10年は持つはず。

まとめ

測量図と道路上からのチラ見で何がわかるんかい!とちょっと思っています。

この土地の傾斜に親しみ、どうやったら魅力的な建物を建て、ランドスケープをつくれるか、それを一緒に考えてほしいと心から願っています。VUILDさんが作ってくれる「敷地模型」がコミュニケーションを始める第一歩になってほしいし、これをきっかけに、敷地を歩きに来てほしい。

絶景とタケノコをお土産につけます!!

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