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WebARで楽しむインタラクティブな演出の可能性

これまでたくさんのARの事例をご紹介してきたアタリですが、今日はWebARで楽しむインタラクティブな演出についてを探っていきたいと思います。

インタラクティブな演出はいろいろ考えられます。
例えば簡単なゲームや、シュミレーションを用いた疑似体験などがありますが、スマホのWebブラウザではどこまでできるのでしょうか。
また、どういう広告に活用方法があるのかを考えてみましょう。

ARとは

ARとは"Augmented Reality"の略で、一般的に"拡張現実"と訳されます。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものです。

WebARとは

WebARとはスマホにインストールされているWebブラウザ(例えばSafariやChromeなど)と、スマホについているカメラだけで体験できるWebアプリケーションです。
体験したい人はQRコードなどを読み取るだけで、すぐに体験できます。

WebARの特性はなんといってもアプリをストアからダウンロードする手間が必要がないことです。
気軽に使える分、キャンペーンなどでの一時的な利用にも向いています。
いわゆるアプリAR体験に比べると技術的な制限は多少出てくるのですが、それでもすぐに体験できることは強みですよね。

そのWebARで、どこまでインタラクティブな演出が実装できるのかへフォーカスしてみたいと思います。

簡単なWebARゲームの例
「タップすると、スコアが貯まるよ 謎肉タッチ」

カップヌードルは好きですか?私は大好きです。

家で食べるカップヌードルも、山頂で食べるカップヌードルも、仕事に追い詰められた時に食べるカップヌードルも美味しいですよね。
そんなカップヌードルの中でもひときわアイドル的存在の「謎肉」

謎肉とはカップラーメンの中に入っているフリーズドライのお肉の愛称。
謎肉を10倍入れたカップヌードル「謎肉祭」などのキャンペーンなどもありましたよね。この愛されキャラの謎肉を生かしたゲームを、サクッと作ってみました。ぜひ、動画を見てみてください。

カップヌードルのフタの画像がマーカー(ARコンテンツを表示させるための位置などの指標)となっています。
これをカメラで読み取ると、蓋の上をゲームエリアとして認識するので、謎肉はカップヌードルのフタの上だけにランダムで表示されます。
このランダムに現れる謎肉をタップしてスコアが貯まる、制限時間つきのシンプルなスコア競争ゲームとなっています。
カップヌードルのできあがる待ち時間に遊べるのも良いですよね!専用の台紙なども必要なく、商品のパッケージを活用したコンテンツが作れることも特徴です。特殊な付録などを増やす必要はありません。

その他のWebARインタラクティブ演出の例

今回はカメラで読み込んだカップヌードルのフタの上で遊ぶゲームでしたが、他にもいろんなインタラクティブな演出が簡単に作れます。

- Toss Object
  画面をタップするとその場でイラストが潰れて床に張り付きます!
  潰れた形で絵を作ったりもできそう。動きも爽快です。

画像1


https://www.8thwall.com/8thwall/tossobject-aframe

- Fire Works
  タップした場所から花火が飛んでいきます。ランタンを飛ばしたりもできそうなので、工夫次第で幻想的なものにもなりそうです。

画像2

https://www.8thwall.com/8thwall/fireworks-aframe

WebAR広告の事例

タップしてなにかを床に飛ばしたり、または床に表示されたものをタップして消したり、何かを打ち上げたり。
インタラクティブな操作で現実世界にさまざまな演出ができる、ただ見るだけではないWebARの可能性が伝わりましたでしょうか。

ここからは実際に広告で使われたAR事例をご紹介します。

- LEGO City Life
LEGO City Lifeでは、現実世界をスキャンして、そこでタップした場所に道路や建物、車両などを作ったりして、仮想世界で遊べます。
また、コンテンツ内のリンクをクリックするとそのLEGOをそのまま購入することもできます!

- Jim Beam Virtual Bar
Jim Beam Virtual Barは、現実空間に出たお酒をタップしたり、ライムをスワイプして切ったりしてカクテルを作っていくシミュレーション疑似体験です。最後にはできたカクテルのブレンドが書かれたレシピと完成品を撮影してSNSへシェアができるのも楽しそうです。

まとめ

WebARを使えば、ブラウザだけで気軽に参加できるキャンペーンコンテンツを手軽に作ることができます。

さらなる拡張として、下記のような例も考えられます。
 ・商品ページへの誘引
 ・各種SNSへの共有
 ・参加ユーザー限定のクーポンやノベルティを発行
 ・スコアを競うなどのコンテストキャンペーン
 ・LINEを入り口としたフレンド限定のARコンテンツの提供

想像するだけでワクワクしますね!
webARでキャンペーンコンテンツを作りたい方はぜひ、アタリにご相談ください。