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5/15 vsユベントス コッパイタリア決勝

アタランタ総評

 開始早々のまだ試合に入れてない状態で失点してしまい、ユベントスのブロック攻略に残りの時間を費やすこととなる。スカマッカの欠場によりトップを固定せず前線3人を入れ替えながら攻撃の形を作ることを試みたが、攻略の糸口が見つからず枠内シュート0で前半を終える。後半からエルビラルをトップに置いてさらに攻勢をかけ、ほとんどの時間を相手陣内で過ごしシュート数を増やすも決定機はなかなか訪れず。逆にカウンターから危ない場面を作られるなどユベントスの策に翻弄されるも審判とVARに助けられ失点は許さない。結局最後までユベントスの牙城を崩すことはできずまたしても準優勝となり、ガスペリーニ体制下5年で3度目の準優勝を飾ることとなった。まだELのタイトルの可能性が残っているだけに気を落とさずに頑張ってほしい。

スタメン

カルネセッキ GK 5.5
 初の大舞台での緊張からか、ポジショニングや飛び出しのタイミングがずれているように感じた。

ジムシティ RCB 6.0 🟨
 良い読みとスライディングでユベントスのカウンターを抑えた。空中戦も

ヒエン CB 5.0 🟨
 前に出たボールを奪おうとしたのか、オフサイドトラップを狙ったのか、ヴラホヴィッチに裏を取られ決勝点となる先制を許した。その後もヴラホヴィッチとのマッチアップで後手に回り、後半には危うくPKとなりそうな場面も作り出してしまった。

デローン LCB 6.0
 カバーリングに奔走し、後半のヴラホヴィッチが抜け出したシーンもなんとか戻ってピンチを防いだが、その際に筋肉系の負傷を負ってしまい無念の交代となった。

ザッパコスタ RWB 5.5
 イリングの厳しいマークでなかなかクロスを上げさせてもらえなかった。

エデルソン DMF 6.5
 ラビオとのマッチアップということもあり、やや疲労の色も見えたが、最後までタックルやカバーリングに奔走しボールを回収していった。

パシャリッチ DMF 5.5
 ユベントス陣内にスペースがなかったせいか、持ち味のポジショニングセンスからチャンスを作ることはできなかった。こぼれ球に反応したボレーシュートもブロックされた。

ルッジェーリ LWB 6.0
 良い状態になってからクロスを上げるように心掛けていたが、味方に綺麗に合わせることはできなかった。

コープマイネルス OMF 6.0
 相手陣内にスペースを探して度々ボールを受けるも、ユベントスDFの素早い寄せによりそれをチャンスにつなげることはできなかった。

デケテラーレ RCF 5.5
 激しいマークにあい、自由にボールを運ぶことを許されなかった。良い状態でこぼれてきたシュートチャンスもミートすることはできなかった。

ルックマン LCF 6.0
 細かいタッチから強引にシュートまで持ち込んでいったが、ポストやブレーメルに阻まれ決めることはできなかった。

途中出場

エルビラル ST 5.5 46min⤴
 何度も相手ディフェンダーとボランチの間でボールを受ける動きを続け、なんとかチャンスの糸口を探そうとした。惜しいシュートも打ったがブレーメルにブロックされた。

スカルヴィーニ LCB 6.0 59min⤴
 ビルドアップで違いを作り出したが、自身が的となった終盤のパワープレーでは合うボールが供給されずチャンスとならなかった。

ミランチュク RCF 5.5 59min⤴
 細かいタッチからコースを開けてクロスを供給する役割を期待されての投入だったが、ユベントスの壁が厚すぎて至らなかった。

ハテブール RWB 5.5 59min⤴
 右サイドでボールキープするに留まった。

トロイ RCB 6.0 🟨 65min⤴
 いいカバーリングを見せた。

ユベントス総評

 開始早々のヴラホヴィッチのゴールにより、残りの時間を堅守速攻に徹することとした。アタランタの揺さぶりに対しても陣形を崩すことなく集中力高くブロックを敷き、そこからキエーザやイリングらのスピードを活かしカウンターに出ていた。シュートを打たれそうならば即座にディフェンス陣がシュートコースを阻み、枠まで飛ばさせなかった。カウンターから惜しい場面を作るも審判の判定やVARにより阻まれ、挙句の果てにはアッレグリの激昂ショーが開催され、退席処分となった。不調な中でも最後まで堅く守り切り、優勝を勝ち取る勝負強さは見事なもので、この試合に賭ける選手たちの気迫が伝わってきた。

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