インハウスのデザイナーが2019年に仕事で経験して良かったこと5つ
あしたのチームでUIデザイナーをやっている戸田です。
早いもので2019年も終わりますね。
さて、せっかくなので、事業会社のUIデザイナーとしてこの1年経験してきたことで、自分のためになったなということを振り返ってみたいと思います。
事業会社のデザイナーってどういうことをやるんだろう、という人にとって少しでも参考になればと思います。
1. 機能ごとの要件定義・ワイヤーフレーム作成・ビジュアルデザイン
これらはUIデザイナーである自分のメイン業務でした。既存機能の改善系のデザインから、全く新規の大規模な開発まで様々に携わらせていただき、多くの経験ができました。
要件定義
エンジニアやCTOなどと要件定義を行いました。
開発規模によって参加メンバーは異なりますが、デザイナーとして事前に整理できる情報は整理してMTGに臨みました。
実装面についての理解が足りなかったり、伝わる話し方ができていなかったりとまだ自分の中で課題はあります。
ここに関しては経験を積みながら、ユーザー視点を持ちながら議論できるように引き続き頑張っていきたいと思っています。
また、事前の整理としては、例えば以下のようなことをまとめたりしていました。
・ペルソナ
・ユーザーの課題(ユーザー調査などから)
・競合調査
・裏付けの資料(あれば)
・ユーザーの課題を解決するために必要な機能
・ユーザーフロー
ユーザーインタビューなどからの分析結果をまとめて、たたきを作成してMTGに臨むということをやっていました。そうした整理ができていると、議論がスムーズに進むことに繋がるかなと感じます。
分析や情報整理のためのツールとしては、miroというツールをよく使っていました。
ワイヤーフレーム作成
要件定義した内容を元に、ワイヤーフレームに落とし込んでいきます。
さらにプロトタイピングを作って、動きを確認してみます。
プロトタイピングしてみると、「想像していたよりも使いにくい。。」ということに気付いたり、改善箇所が見えてきたりします。複雑な機能ほどプロトタイピングして使い勝手を確認してみるのが重要だなと感じます。
あしたのチームでは、デザインツールは最初はSketchを使っていましたが、2019年の10月からXDに移行しました。
プロトタイプの作成のしやすさや全体的な使い勝手の良さとしては、XDの方が使いやすいかなと個人的には感じています。
エンジニアとの共有も、Sketch時代はZeplinやinVisionを使って共有していたのですが、XDは他のツールが必要ないので良いですね!
(Figmaではないのは、外部の協力会社との連携など、他の事情もあったためです)
ビジュアルデザイン
ビジュアルデザインに関しては、既存のスタイルや使用するテンプレートに準じたデザインにするといった場面が多かったです。
ビジュアルデザインは自分の中では得意な分野でもあるので、日々変化していくデザインのトレンドをキャッチアップもしながら、質の高いアウトプットをしていきたいです。
2. エンジニアや営業、様々な職種の人とのMTG
上記の要件定義のところでもありましたが、エンジニアはもちろん、営業やサポート部隊の方など様々な職種の方とMTGをする機会がありました。CTOや経営者とのMTGに参加することもありました。
制作会社に勤めていた時にはMTGがほとんどなかったので、こういった様々な方とのMTGは事業会社ならではだなと感じます。
営業の方などは、自分たちデザイナーが何をやっているのか、何のためにやっているのか、ということを知らないことも多いです。なので、MTGの際には、目的をしっかりと伝えたり、相手にとっても有益があるということを伝えるようにしました。
いろいろな人とのMTGを通して、相手に伝わるためのプレゼンの仕方を学べたのは良かったです。
3. ユーザーインタビュー実施
ユーザーインタビューを経験できたのは、この1年経験したことの中でも大きかったかなと思います。
インタビューは大きく2種類行いました。
・新機能開発のための市場調査(外部のUX会社と)
・既存機能改善のための利用ユーザーに行った調査(自分たちで)
特に、利用ユーザーの声を直接聞くことができたのが良い経験でした。
自分たちが作っているサービスについて期待してくれていること、思うように使えていないところ、苦労されているところなど、社内でデザインや開発をしているとなかなか聞くことができない声を聞くことができ、刺激になりました…!
自分がユーザー視点を見失わないためにというのもありますし、チーム全体がユーザーを意識するようになるという点において、非常に効果的ではないかと感じます。
4. 新機能のためのユーザーアンケート調査とその分析
新機能開発のために、上記のユーザーインタビューとは別に、利用ユーザーにアンケート調査を実施し、その分析まで自分たちで行いました。
分析など大学院での論文以来だった気がしますが、定量・定性の分析を自分で行うことができるようになり、自分のスキルの幅が広がったと思います。
分析の過程で発見が出てくるのは面白かったですし、想像ではなく調査結果を元に要件や機能の議論ができるということが嬉しかったです。
5. noteでの発信
今年の1月からデザイン事業部でnoteで発信を行っています。
アウトプットすることで、自分の考えや経験を整理できますし、部内の他のメンバーの考えを知る機会にもなって良かったなと思っています。
あしたのチームのデザイナーのことをもっと多くの人に知ってもらえるように、そして一緒に働いてみたいと思ってくれる人に出会えるように、引き続き発信していきたいと思います。
あしたのチームのデザイン事業部の記事はこちらからご覧いただけます。
以上、2019年の経験を振り返ってみてのまとめでした。
まだまだ足りないところも多いので、来年もさらに成長できるよう頑張っていきたいと思います!
最後に
あしたのチーム デザイン事業部では、来年の3月以降JOINできる新しい仲間を探しています!
プロダクトデザインをはじめ、携わることができるデザイン業務は幅広いので、興味がある方はお気軽にご連絡ください。
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