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【備忘録】子宮筋腫を取るまで記④

手術する病院探し

てっきり、いつも診てくれている病院が紹介してくれるものだと思ってたけど
自分で探さないといけないとは…

希望の条件

・家の近く
・腹腔鏡手術

家の近く→遠いと通院が大変そう、夫がお見舞いに来るのが大変そう、という理由
腹腔鏡手術→穴を4箇所開けるのと、お腹を縦か横に切るのと、想像したら穴4つのほうがまだ術後の回復がマシじゃないかなと思ったから

家の近くにいくつか大きい病院があって、通っていた婦人科(家の近くの方)の提携病院でもあったので、そこに決定。
のつもりだった。

いざ、第一希望の病院へ

MRI画像と紹介状を持って、病院へ。
徒歩圏内だし希望通りだしいいわーという気軽な気持ちだった。
が、

MRI画像を見た先生が、「うちじゃできないんだよねぇ」
え!!!!どういうこと!!!!(@_@;)
先生の話を要約すると、
・私のケース(大きさと場所)だと、設備的な問題で腹腔鏡手術はできない。開腹手術ならできる。
ということだった。
私、しばしフリーズ。
そこで手術する気満々だったから、まさか「できません」と言われるとは…。

ただ、その先生がものすごく良い先生で、
「とりあえず開腹手術の予約はしておいて、並行して腹腔鏡手術のできる病院を探してみたら良いよ。このへんでは●●病院の■■先生が…」
と、設備の整っている病院を3つほど挙げてくれた。
いい先生過ぎて、逆に悩まされることにはなるんだけど、
「あなたが納得できる選択をしてね!手術のキャンセルしたら悪いなぁとか考えなくていいからね!」と何度も言われ、
手術の予約をしてその日は帰宅。

何を妥協するか

歩いて15分で着くけど開腹手術になる病院か、
腹腔鏡手術はできるけど電車と徒歩で30分ぐらいかかる病院か。

ひとまず、開腹手術の先生おすすめの病院の一つに行ってみた。
開腹手術の先生同様、話が明確でわかりやすい先生で安心。
MRI画像を見ても、「うちで腹腔鏡手術できそうです」とのこと。
開腹手術のほうも予約していて悩んでいる、というのも正直に伝えたけど、特に嫌な顔もされず、ここでも「納得いく選択を」と言ってくれた。

どっちかの先生が(失礼ながら)嫌な先生だったら、それを言い訳にできたんだけど、
幸いにもどちらも良い先生…!
双方の病院のメリデメリストを作って比較してみるけど、
どうにもこうにも決まらない。

ネットで開腹手術と腹腔鏡手術のブログやツイッターを読み漁っては
毎日毎日(といっても二週間ぐらい)比較して悩み、
もうそろそろ病院に断りの連絡を入れないといけないだろう、
というところでようやく腹を決めた。

妥協したもの

回復まで一ヶ月かかる開腹手術と、その半分ぐらいの期間で済む(はず)腹腔鏡手術。
毎日見舞ってくれる夫の負担を考えると、徒歩圏内のほうが良いのではないか。
通院するにも徒歩圏内のほうが良いはず。
でも
回復は一日も早いほうが良い。
体の負担が少ない方を選べるのであれば、あえて負担になる方を選ばなくても良いのではないか。

ということで、腹腔鏡手術のできる病院に決定。

悩んでいるときにかけられた言葉(仕事編)

会社員ではあるけれど、
準委任契約で客先常駐型の仕事をしているので、契約が切られれば仕事がなくなる(=社内ニートと私は呼んでいる)。
なので1ヶ月も離脱するとどうなるんだろうなと思ってはいた。
そしたら
常駐先の課長さんから、「仕事ならあるから気にしないで!体を第一に必要な期間ちゃんと休んでくださいね!」と言ってもらえた。
また、他の同僚(お客さんや他のパートナーさん)にも同様な言葉をもらった。
「仕事なら山程あるから、必要な期間休んでね!」
なんてありがたいお言葉。

悩んでいるときにかけられた言葉(家族編)

夫は一貫して「電車と徒歩で30分かかる病院で腹腔鏡手術」推しだった。
私がこういう分岐に立ったとき、なぜか苦難の多い道を選ぶ傾向があって
そういう思考のクセを知っているので
なぜあえて苦難の道(痛みも回復までの期間もよりかかる方)を選ぶのか、自分なら、楽な方を選べるなら楽な方を選ぶ。
この言葉を数回自分の中で反芻して、
今までは、「若い頃の苦労は買ってでもしろ」をモットーに選択してきたけど、
もう若くないんだから、そろそろ楽な方を選択してもいいのかもしれない。
と思った。

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