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【備忘録】子宮筋腫を取るまで記⑥

入院当日

入院したのは、手術日の前日14時。
その後、退院までの過ごし方説明と、病院内の説明などを受ける。
1ヶ月前の入院ガイダンス時に、Wi-Fi完備と聞いていたのでその旨看護師さんに聞いてみると、「Wi-Fi?何のことですか?誰がそんなことを言ってたんですか?」と不審がられ…orz
あとから来る夫に、受付で聞いてきてもらえるようお願い。
※無事、Wi-FiのSSIDとPWを教えてもらって事なきを得た
麻酔科の先生、看護師さん、腹腔鏡手術のチーム(なんと6名!)と五月雨式にご挨拶&へそ掃除をされ、16時にシャワー。

シャワーは30分。
鍵はかけない(倒れたときに鍵を開けられないから)スタイル。
ドア・カーテン・カーテンという仕切り。
夫妹ちゃんから、時間がなさすぎるよ!と言われていたので全身シャンプーにしたけど、大正解。
着替えとか含めて30分以内に出るって意外とあっという間だった。

部屋に戻ったところで夫と合流、翌日の手術日のスケジュールを確認。
12時半から手術開始予定、だいたい4時間ぐらいを予定とのこと。
夫には、当日の親族への手術開始・終了の連絡係を依頼。
前日は18時に夕食、その後はOS−1を飲むことだけ許可された。
許可というか義務で、手術日の朝7時までに1リットルのOS-1を飲み切らないといけない。
が、風邪でもないときに飲むOS-1は美味しくはない…冷やすと良いと言われたので、冷蔵庫で冷やしてひたすら飲む。
てっきり、前日から絶食&点滴での水分補給かと思っていたけど、今は点滴と同じ成分であるOS-1なら術前まで飲んでOK、むしろ患者のストレスにならないので良いらしい。

「緊張してますか?」といろんな人に聞かれたけど、「まぁ寝てる間に終わるんでしょ😪」ぐらいに軽く考えていたので、「緊張します〜」と言いつつあんまり緊張はしてなかった。

いざ、出陣

手術着に着替え、弾性ストッキングを履き、歩いて手術室へ。
湿度調整のためにめちゃくちゃ冷えた手術室の待合室で帽子をつけて、「じゃ、行きましょうか」。
緊張と不安と興奮が錯綜しながら、手術室へ。
自分で台に上がり、酸素マスクをつけられ、点滴を刺される。
二度も。
一度目は手の甲に刺したものの、グリグリした挙げ句「刺し直そっか」。
おおおおおおおおおおいいいいいいいいいいい(# ゚Д゚)
手首に刺されながら、若干キレ気味に「痛いです(#^ω^)」って言ったら
「痛いのは今だけなので〜^^」ってそういう話じゃねんだよぉぉぉ(# ゚Д゚)
刺し終わったら、「じゃあ全開で!」という声が聞こえ、世界が回りだす。
「眠たくなりますよ〜」と言われ、カウントダウンを待ってたのに、なかった。(もしくはカウントダウン前に陥落)

意識が戻った

「…あー!口閉じないで!開けて!噛まない!口開けて!!」
っていうのが最初に聞こえた言葉。
人工呼吸器を外そうとしてたのかな…。
でまた意識が途絶え、HCUで目が覚めた。
「4時間の予定が、2時間で終わったよ〜」と夫。
その他、先生とか看護師さんとかとも話をしたらしいけど、あんまりよく覚えていない。

倦怠感、寒気、吐き気、痛み。
まずはものすごい寒気を感じたので、電気毛布をかけてもらった。
夫いわく、びっくりするぐらい顔が白かったらしい。
手を握ってくれたんだけど、自分の手の冷たさと夫の手の温かさに驚く。
次に、痛み。
我慢できない痛みではなかった(重い生理痛のような痛みはあった)けど、我慢しないでねと言われたので、痛いですと申告。
点滴で痛み止めを入れてもらった。
ここからが地獄。
痛み止めの中に麻薬(モルヒネ?)が入っているとかで、それが劇的に体に合わなかったのか、それとも麻酔が合わなかったのか、
手術後18時間、断続的に嘔吐&嘔吐。
「夫が見てる前で…」とかそういう恥じらいも一寸あったけど、もうそれどころではない。
胃液なのか胆汁なのかわからない何かを、ひたすら吐く。
手術後だけど、腹筋・横隔膜使いまくり。
人生で一番吐いた日だった。

病室へリターン

手術当日は、HCUというところで手厚く看護されるはずが、何時かわからないけど多分消灯後、
「重篤な患者さんが来たので、HCUを空けないといけなくて。通常の病室に戻りますねー」と突然言われ…
えっ、隣のベッドのおじさんとか普通に喋ってんじゃんと思ったものの、
吐きすぎてしゃべるのもつらくて、承諾してそのままベッドごともとの病室に戻された。
血栓予防の足のポンプと、心電図モニターと、断続的な嘔吐の声と、、、
同室の人たちはうるさかっただろうな orz
吐き気と吐き気の間でうとうとしながら、気づけば朝。
「痛みはどうですか」と何度か聞かれたけど、「それより吐き気をどうにかしてくれ(# ゚Д゚)」とずっと言っていた。

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