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【デスクツアー】パソコンデスク周りを大幅にアップデートした


はじめに

デスクそのものに不満

 みなさん。デスク周りに不満はないですか。
僕はあった。だから変えた。そして訪れた精神の高揚と生活の変化を書き残す。

決意

 はじまりは十数年前に遡る―――僕は大学に入学するにあたり、家具を両親に購入してもらった。
書物や食事はこたつ台ですることにしていたので、デスクはパソコン専用になることが決まっていた。
悩んだあげく選んだ机は、店で一番値段が立派で、見た目がかっこいいやつだったのでそのときはベストな選択だと思っていた。
しかしこのイカした黒ガラス張りのPCデスクはその後十数年にわたりじわじわと僕の精神を蝕んでいくのだ…無駄に。

改善前のデスク周り

改造前の最終的な状態のデスク。奥行きが狭く、キーボード置き場を拡張して無理やり使っている

デスクの奥行きが狭いとできることが制限されストレス

 そのデスクに対する不満を書いていたら、下書きがあっという間に1000字を超えてしまったのでボツにした。下記に問題点を箇条書する。
●高さが低すぎて体に負荷がかかった
●奥行きが狭い(40センチ)ためものがほとんど置けない
●横幅は120センチと普通だがモニターを2枚置くともう置くスペースがなかった

DIYで最適化したが不満は残ったまま十数年

 高さの問題は、ホムセンで木材とゴム板を購入してカットしてキーボードスライダーの上に設置して手元に来るようしたり、足に木材でかさ増しして高さをあげたりしてなんとか体への負荷を減少させた。
 しかしながら、最も問題だったのは、奥行きの狭さだ。
机上に物が置けないため、机でできることはかなり制限される。
置きたいものはいっぱいあったのに、しかたないからで我慢していた。

液タブが置けない

 去年iPad Proを購入し、擬似的に液タブで絵を描く体験をした。
書き心地は本当に素晴らしいものだったが、やはりiPadの画面では広さが足りず、液タブが欲しくなった。
そこで上記の問題が最大化した。液タブなんか置くスペースがまったくないじゃないか!!ていうか10年以上も我慢してる意味って何?買い替えだ買い替え

机の買い替えでとにかくデカくした

IKEA BEKANTについて

 さて、買い替えにあたり1ヶ月ほどあらゆるデスクをインターネットで調べて物色した。
最初に候補に上がったのはFlexiSpotの昇降デスクだ。
昇降デスクは体にもいいし、大きさも選べて良さそうだったのだが、とにかく価格が高いのと、重すぎることと、なんか壊れそうという不安で諦めた。
 そして最終的に選んだのが、IKEAのBEKANTという机だ。

ポイント
●天板が広く、160cmX80cmが選択できる
●高さの調整幅がずば抜けて広く、65cmから85cmまで細かく調整できる
●安定感が悪いというレビュー多数あり。グラグラするらしいが机の上でブレイクダンスをする予定もないのでその点は許容した
●机の裏に付属品のネットがあり配線整理ができる


スペースにおけるギリギリを攻めろ

 机選びで優先したのはとにかく広さだ。
今住んでいる物件は3部屋+ダイニングの構成だが、その1室をデスクルームにしており、PCデスクの他にニトリの机もおいており、ややL字っぽい配置にしていた。
 PCデスクを置く側の1辺は約2m。左右にややスペースを設けると、160cmがおけるギリギリのサイズだと思われる。
選べる天板は120~160cmがあったがとにかくデカいの!!しか頭になかったので一番でかいやつにした。奥行きも余裕の80センチ!もう何でも置けるな!

机に設置した便利グッズ

机の上のスペースを有効活用するのに下記のアイテムを設置したが、結構良かったので紹介する。

サイドポケット。ノートや板タブをここにしまえて大変便利だった。一番のポイントは、鉄製なのでマグネットがくっつくということだ。
マグネットつき電源タップや、後述するマグネット式ケーブルクリップが止められる。

ヘッドホンもかけられてボトルもおけるので机上のスペースを無駄に使わくて良い。

ゲームをする人におすすめ。コントローラーが2個とヘッドホンがかけられる。僕はヘッドホンを普段2つ使うので、エレコムのやつとこれで2つ分確保した。意外とグリップ力があってコントローラーがずり落ちないので良かった。

幅がちょうどデスクのサイズだったので良かった。結構しっかりとした厚みがあるので床の保護に。

天板の保護にデスクマットをおいた。これが安くて大きいので選んだが、なんか変な臭いがするので困っている。梅干しみたいな臭いなんだけどなんで?

配線整理は難しかった

デスク配線スッキリ勢に影響される

 デスク周り改造に当たり、YOUTUBEで大量のデスクツアーをみて参考にした。
すると、界隈ではデスク周りの配線を見えないようにすることに心血を注ぐ配線スッキリ勢が多いため、ぼくは影響されやすいので配線をスッキリしなくてなはらないような強迫観念に襲われた。
 しかし、PCの周辺機器とかモニター4枚分の配線とかで2~30本くらいのケーブルがあったのでそれを見えなくするのは困難を極めた。
BEKANT付属の天板裏のネットにより、電源タップは床に直置きするのだけはなんとか避けたが、束ねたりいろいろいじってる間にどれがどのケーブルかわからなくなってきたのだ。

やっぱめんどいからいいか

 2時間ほど格闘したが、よくよく考えたらこの部屋は僕のプライベート空間であり他人様に見られてヤイヤイ言われる心配は無いのと、僕自身はそもそも配線が見えて蕁麻疹がでたりするタイプではないので、この作業に意味を見いだせず途中でやめた。

マグネット式ケーブルクリップは便利

 でもこのマグネット式ケーブルクリップはマジで便利だから超おすすめだぜ!上記の鉄製サイドポケットや机の足にくっつく。普段は使わないケーブル(マイク、コントローラー、液タブ、充電用ケーブル)をテーブル横に留めておけてスッキリした。
磁力が弱い製品は全然ダメらしいので注意!この商品は磁力が強くてぴったりくっつく。


モニターアームでモニター位置を自在に&スペースの拡張

エルゴトロンLXとSHOPPING ALLデュアル用アーム

 机のスペース確保に欠かせないのが、モニターアームだ。
今更その有用性を語る必要はないので割愛するが、とにかく自由自在にモニターを動かせるのは想像以上に良かった。
 安定のエルゴトロンLXはメインモニターと左のサブモニターに使用。
やや使用頻度が少ない右側の縦2枚置きの分は、なんかカナダでめっちゃ売れてるらしいSHOPPING ALLとかいうメーカーのやつを買ってみた。
安定感もありいい商品だった。安い怪しげなアームはモニターがお辞儀をするのである程度金をかけた方がいいポイントだと思う。


自由に動かせるのはものすごく便利

 モニターを注視したいときは手前へ、使わないモニターは奥へやってスペースを広く使える。
角度の微調整もできるので自分の位置に合わせて都度変えられて良い。

液晶タブレットの導入/配置問題

買ったはいいがデカすぎだろこれ

 さて、そもそものデスク改造の発端である液タブを迎える準備は整った。
そこにきてワコムの無慈悲な3割値上げである。候補であったcintiq22は5月になんと4万円も値上がりする。もう買うなら今しかねえと慌てて購入した。
 そしてついに念願の液タブが届き、喜び勇んで机においてみたのだが、最初の感想は嬉しさがかき消されるほどの「デカすぎんだろ…」だ。
でかい、でかすぎる。そしてめっちゃ重い!かなりでかい机にしたので余裕だろと思っていたが、想像以上にスペースの使用率が高すぎた。
正面に配置すると、キーボードの置く場所に難儀した。
ネットで調べてみたら、数多くの液タブユーザーが同じ悩みを抱えており、液タブの上にくっつけたりアームをつけたりして利便性の確保に四苦八苦していた。

暫定的措置

 いろいろ試したが、当面の間の暫定的な配置が決まった。液タブを使用するときは、液タブの左にモニター台を置きその上にキーボードを配置し、台の下のスペースに左手デバイスをおいた。
液タブを使わないときは中央奥に液タブを寝かせて置き、手前にキーボードを持ってくる。何しろ液タブが重いので、ちょくちょく移動させるのがだるい。
正直かなり文字は打ちにくいが、しかたない。いい案が思いつき次第試そうと思う。

間接照明/Philips hueの導入

hueを導入してワンランク上のエンターテイメントエクスペリエンスを

 以前の環境でもモニター裏にテープライトを貼って間接照明にしていた。
きれいだし、目にもいいらしいので、モニターに間接照明を導入するのはおすすめだ。
 さて、デスク周り改善に伴って、折角の機会なのでライティングにもこだわりたくなり、いろいろ調べた結果、Philips hueという商品に行き着いた。
 この照明システムは、いわゆるスマートライトであり、色や明るさを自在に設定できる他、PC上でアプリを設定することで、ゲーム画面や、動画や、音楽にシンクロして照明の演出が楽しめるというものだ。
YOUTUBEに多数の紹介動画があるので、ぜひ一度見てみてほしい。
 光るだけだろ?って気もちょっとしていたが、実際に使ってみるとこれがかなり良くて、映像への没入感が段違いに向上した。
高いのがネックなのだが、正直このクオリティなら納得の出来だと思っている。映像への追従の速度と正確さは極めてレベルが高い。
光の演出でこんなに気分が高揚するとは思わなかった。今後も使い続けたいのでできれば日本でももっと普及して、10年後とかでも買い替えできるよう定番化してほしい…なんかあんまりユーザーが多くないっぽいので国内から撤退しないか不安なので拡散希望。

改造後のデスク周り

下記に改造後の写真を掲載する。


全体像正面


左側:サブモニター2枚を縦重ね。


正面:メインモニターと液タブとキーボード。


左側:サブモニターとか。


側面にサイドポケットを設置してマグネットクリップを留めている。


パソコン・オタクはデスク周りを改造してQOLを上げろ

デスクの改造は精神の改造だ

 パソコン・オタクにとって、意識がある間、自宅で最も長く時間を過ごすのがデスク周りだ。
仕事から開放された自由な時間、プライベートタイムは人生の中でも貴重なものだ。そこでの過ごしやすさとか、できることの幅を改善することは、まさにQOLに直結する。
 それは精神の拡張領域といっていいだろう。目には見えない精神世界、その現実世界との架け橋がデスクの周辺に具現化するのだ。
 そこを改造し、快適性を上げ、できることを増やし、自由時間を豊かにすることは精神の改造だといえる。
自室がサンクチュアリな類の皆々様におかれては、今一度その環境改善に意識を向けてみてはいかがだろうか。

今後の予定と今回のまとめ

 さて、こうして快適そのものなデスク周りを手に入れた僕は、毎日楽しく自由時間を過ごすことができている。
 机と来たら次は椅子だ。
現在はゲーミングチェアを使用しているが、高級オフィスチェアにアップグレードを目論んでいる。
 候補として一番気になっているのが、スチールケースのジェスチャーという椅子だ。今度試座しに行くので、気に入ったら買いたいと思う。

 およそ1ヶ月くらいかけてちょこちょこと改造していったが、結果として非常に満足度が高かったデスク周りの改造。
時間とかに余裕がある時には、みなさんもぜひ取り組んで見ることをおすすめしたい。


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