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地元の百貨店

地元の百貨店がバレンタインに閉店する。

近くの施設に引っ越して一部は開店するけどその建物での営業は最後。

なんかさ、百貨店という言葉ってかっこいいよね。
実に高級感があるよね。何でもある感じ。
近くにある喫茶店にいるマダムたちは大体百貨店の帰りに寄っているからさらに高級モードが高まる、気がする。

百貨店の食堂でおじいちゃんたちとご飯食べたなぁ。
友だちと北海道物産展行ったなぁ。
色んな本を見て買ったなぁ。
バレンタインのお菓子は必ず買ったなぁ。
同じ年代の子よりは百貨店に通ってた。

どんどんガラガラになっていく百貨店。
どんどん建っていく新しい建物。

過去の景色を写真でみるように
わたしの思い出も写真で残るのかな。

昔はこういうことがあってね
ここにはこれがあってね
って時代や思い出を話す側になってきているな。

でも、思い出せなくなるよりは全然良いのかな。

思い出して思い出にしていくしかないね。


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