誰が何と言おうと私のお財布が一番かわいい
こんにちは、小谷りなです。
財布の買い替え時期って、いつくらいが正解なんだろうか。
『寿命は大体3年』とかも聞いたことがある。
昨年まで私が使っていた財布は、アウトレットで購入したフルラの長財布。くすみピンクで、L字ジッパーになっていた。
当時使っていた財布がもうボロボロだったので、とりあえず新しいものを買おう!と思ったが、正月のアウトレットの人ごみに負け、半ば「もうなんでも良いわ」という気持ちも生まれただした中、バッと選んだ財布だった。
とはいえ、それなりに気に入ってはいたので2~3年は使ったが、『寿命は大体3年』という言葉を信じ、これを使い続けたい!という思いも特になかったので、今年の正月に思い切って財布を買い替えたのである。
買い物に行く日まで、ネットで財布を見るが、ハイブランドは高すぎるし、思い入れのあるブランドもないし、安っぽいのは嫌やけど、だからといって大学生が持ちそうなブランドも、アラサーが持つには少し恥ずかしいかな、と、結局ネットで目星をつけることができなかった。
もう、いいのあったら買ったらいいわ!!!!!!!
そう。あの時、演奏会の給料が一気にどーんと入ったところで財布がかなり潤っていたのである。
そんなわけで迎えた当日。
大好きな友人とともにショッピングした。
「とりあえず財布欲しい。でも、いいの見つけたら買おうかな~ってくらい」と事前に伝えておいて、百貨店へ入った。
とりあえず、「ここも財布売ってるから入ろうぜ」ってことで入ったのが、その日1店舗目、マークジェイコブス。
そこで、運命の出会いを果たした。
目に飛び込んだのは、総柄のミニ財布。
友達と絶句した。
店員さんの話によると、ケーキの上に乗っている砂糖菓子をイメージした柄らしかった。
お菓子ですか、お菓子モチーフですか、ずるすぎますね。話を聞いて余計に心が躍りだすアラサー。
私「こ・・・これ・・・アラサーが持ってたら痛いかなあ・・・」
友達「小物やから大丈夫じゃない??りなには持っててほしいけどなあ(笑)」
とはいえ、もう一つの財布も気になっていた。
キルティング生地のミニ財布だ。
これはネットで見ていたし、この財布の一番の魅力は、裏側にカード用ポケットだ付いているところだった。ICカードをこのポケットに入れてしまえば定期入れは不要だ。総柄の方にはポケットがない。
私は唸った。究極の選択だった。
私「どっちがいいかな・・・決められへん・・・」
友人「確かに、キルティングの方は便利ではあるよね・・・どっちをとるかやなあ」
こういうときの彼女は本当に良い奴だ。
私が揺れているものに対して、どちらも否定をしない。
まあ、悩んで決断できずにいる私を見て楽しんでいる節はあるが、人がいいと思ったものを否定しない上で、意見をくれる人というのは、人生でそんなにたくさんは出会えないんじゃないかと思う。
高校時代、二人でよく買い物に行き、お互い試着し見せ合って、あーだこーだ言いながら服を選んでいたことを思い出した。
青春したい~!なんてデカい声で言ってたけど、あの日々は間違いなく青春だった。
そんなこんなで私は、総柄のミニ財布を選んだ。
決めてしまうと、キルティング生地の方には未練も何一つなくなった。
総柄に決めて良かった。
しかもなんとびっくり、セールで安くなっていた。
だけど正直、セール品が欲しかったわけでなく、どんな値段でも買いたいと思っていたし(いや、もちろん、限度はあるが)、自分が気に入って欲しいと思ったものが安くなっていたのは何とも複雑な気持ちになった。
・・・が、浮いた分ほかでちょっと贅沢できる!ラッキー!と思うことにした。
この財布は、買ってから一番近い一粒万倍日におろした。
高校生の頃から財布は長財布派だったため、ミニ財布の使い勝手に慣れず、カード全然入らんがな、小っちゃすぎやろ、なんていう、最初からわかってたやろというような文句は湧いて出てきたが、半年も経てば随分使い慣れて、鞄から出すたびに幸せな気持ちになる最高のお気に入りアイテムになっていた。
これは私がそう思い込みたいだけかもしれないが、もう一つの方を選んでいたら、ここまで愛着が湧くことはなかったように思う、まあ、思い込みかもしれないが。
また、この財布に変えてから、財布を色んな人に褒められるようになったし、お店でも声をかけられるようになった。
たとえお世辞だったとしても、私はこの財布のデザインが大好きだし、どんなハイブランドよりも可愛いと思ってるし、褒められて本当に嬉しい。
お気に入りの財布。
あとどれだけお世話になるのかな。
次に、コレだ!というものに出会うまで、大事に大事に使っていきたい。
おわり。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?