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『強引』ではなく『熱心』でい続ける

「そこまで強引に数字を追って、何の意味があるの?」

就活支援の団体で、私がリーダーをしていたチームのメンバーに言われた言葉。

■強引??

当団体では、担当していた40人ほどの就活生に対して、就活のノウハウを伝えたり相談を受けたりしていた。
その中で、組織として『就活生をイベントや選考に申し込ませた数』を重要数値として追っていた。

私がどんな面談やLINEのやりとりをしているのか、他のメンバーが直接見ることはなかったから、数字を見て「強引に申し込ませている」「それは就活生ファーストになっていない」と感じたのだと思う。

でも私は、決して強引ではなかった。
私なりのやり方で、熱心に向き合ってきたつもりだった。就活生のことを考えて、熱心に向き合った結果、数字に繋がったと思っている。

就活生は、将来やりたいことや持っている能力が、潜在的であることが多い。自分自身がまだ気付いていないものに気付くためには、できるだけ多くの企業・社会人・環境に触れる必要がある。
さらには、自分の興味のない企業の面接でも、受けていくことで面接スキルが上がる。

そういったいくつかの理由から、選択肢を与え続けていた。選択肢を与えたあとは、就活生自身に決断させてきた。

「そこまで強引に数字を追って、何の意味があるの?」

では、なぜ彼はこう言ったのか。なぜ強引であると感じたのか。

彼は、数字と就活支援を、別物として考えていたのだと思う。「就活支援は、就活生の要望や悩みに応えてあげることであり、数字は結局組織の利益でしかない。」その考えを、最後まで変えてあげることはできなかった。

就活支援のKGIなのだから、就活習熟度とその数字には相関がある。だからこそその数字を追っている。そういう意義を伝えきれなかった。

これがずっと心残りで、どう伝えてあげればよかったのかを、今もまだ考えている。

『やらなくちゃならないこと』をやり続けるのは苦痛だ。だからこそ『やらなくちゃならないこと』1つ1つに意義を付けてあげる。それもリーダーの仕事のうちの1つなのだと思う。


■熱心でい続ける

『熱心でい続ける』

これは今年から営業として働く上で、これだけは掲げていたいという1つの想いだ。

すぐに成果として表れなかったとしても、クライアントにとってのベストを追求する。自分の仕事でなくても、部下として自分のできことに本気で取り組む。

これは目標ではなく決意表明!

私には、特別秀でたものがあるわけではない。だからこそ、熱心でい続けることが、いつか何かに繋がると信じている。それが私のビジョンであり、プライドでもある。

何年か経って、もし世の中の不条理に呑まれてしまったとしても思い出せるように。ここに記録しておこうと思います。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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