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小賢しく生きた大学生活

私の大学4年間を一言で表すなら「小賢しい」という言葉が1番しっくりくると思う。辞書を引いてみると、

1.利口ぶっていて差し出がましい。
2.悪賢くて抜け目がない。

と出てくるので、あまり良い意味で使われないことは確かだけど、それでも自分が送ってきた大学生活を後悔していなかったりする。

今日は初投稿ということで、そんな“小賢しい”4年間を自己紹介も含めて振り返る。

■「就活に有利になりそう」で選んだゼミ

私が3年間所属したゼミは “宗教ゼミ” と呼ばれていた。理由は明白で、週に1講出席すれば単位をもらえる、そんなゆるいゼミに人が集まる中、私の所属したゼミは逆をいっていたから。

固定で週に3講分、加えてその他で作業時間を取られるので、多い時は週に30時間をゼミに費やしていた。プロジェクトをいくつも同時進行で進めなくてはならないハードさは、ゼミ外に話すと引かれてしまうほどだった。それでもやり抜くことができたのは、ただ一つ「就活のネタ」になりそうな成果を出すという目的があったからだ。

大学受験で失敗した私が人生を逆転するには、就活が最後のチャンスだったので、何としてでもこのゼミに入って成果を残すと決めていた。
とにかく周りを出し抜きたくて、手作りの大きくてカラフルな名札を胸元に貼って飛び込んだ研究室訪問は、自分の差し出がましさを表す代表的なプチエピソード。目的のために手段を選ばない所が自分の良さだと思ってはいるが、3年たった今でも教授に笑い話にされているので恥ずかしい思い出でもあります。笑

■社長に直接プレゼンして決まった、プレゼンのアルバイト

前述の通り、就活で人生逆転をもくろんでいた私は、選んだバイトも特殊だった。
選んだ、というよりも、北海道弁で言う「選ばさった」がニュアンス的に伝わりやすいかもしれない。(北海道弁で「〜さる」は、意図せずに、状況ゆえに自動的にそうなった時に使う表現です。)

『じゃあ今、その事業プレゼンしてみて』

私の特殊なアルバイトは、社長からのこの無茶ぶりがきっかけ。
私の大学では地域の経営者が週替わりで講演をしてくれる授業があったのだけど、そこで出会った社長の開催する食事会に参加させてもらった時のことだった。

その時やってみたいと思っていたことを社長に打ち明けたら、そのアイディアを即興でプレゼンすることになった。

その場で借りたパソコンでクラウドから過去に使ったパワポ資料を漁り…と、今思えばよくできたなあと思う。
すると後日社長から連絡が来て、その会社の新プロジェクトに唯一の学生メンバーとして働くことになった、という経緯。

私がプレゼンした事業ではなかったが、プレゼン能力自体を買ってくれたらしい。営業資料に革命を起こそう、というプロジェクトで、電力商品を提案するプレゼンの資料作りを担当した。

自分が得意としていたものを評価された!と調子に乗った私はどんどん自惚れ学生へと化したのでした…。

■自分過信に拍車をかけた就活戦争

就活は、私の最も得意とする分野だったと思う。

自分ではいい意味に捉えているのだけど、「自分の魅せ方がうまいよね」とよく言われる。昔から自分に自信がなくて、周りの評価ばかり気にしてしまう私にとって、自分の価値を最大限アピールする就活戦争は楽しい場所だった。

戦略的に、あざとく、徹底的に。

これが私の就活スローガン。
まずはフライングで大学2年生から就活を始め、合同説明会では最後まで残って名刺を配った。できるだけ企業の根幹の情報を集めて、その会社に受かる人物像を細かく作り上げた。

「私が受からないわけない」という恥ずかしい自分過信のおかげで、さぞかし生意気な学生だったと思う。でも実際、受からないわけがなかった。誰よりも努力していた自信があったから。

このくらい徹底した準備を、社会に出てもできていたいけれど、謙虚な気持ちは決して忘れないようにしようと思う。

■弱さに気付かされた就活支援団体の活動

そんなこんなで、大きな挫折することなく大学生活を過ごしたわけだが、大学4年生で大きなターニングポイントを迎える。

就活支援のNPO団体の活動で、自分がどれだけ未熟だったかを痛感した。もしこの経験がなければ、きっと社会に出て痛い目を見ていただろうなと、本当に思う。

就活支援団体の経験は、自分にとってすごく重要で、人生の財産で、誇りで、大切なものなのだけど、文章にするとかなり長編になってしまいそうなのでここでは割愛。今度また書けたらなと思います。

■なぜnoteを始めたか

長々と大学時代を振り返ったあとに、今更だけれども、なぜnoteを始めようと思ったのかを最後に書こうと思う。

理由は2つ。1つ目は社会人になるにあたって視座の高い人と繋がりたいと思ったから。noteには視座が高く目的を持った人が多く集まる。そんな人たちから刺激を受けて、レベルアップしていきたいなーと思っています。

2つ目は考えることをやめないため。文章にして記録すると、思考がよく整理される。アウトプットすることでとことん考え抜いて、社会人のタマゴから立派なトリになりたいと思っています。

少し長くなってしまったけど、おわり。

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