「無駄な」保険は己の無能の現れ

不安なのは分かります

皆さんは医療保険や生命保険の加入についてどのようにお考えでしょうか?私は必要ないと思います。しかし「万が一発生した場合これだけは回避したい」と思える場合に限り保険で賄う事は必要だと思っています。

理由としては、昨今ネットの記事や動画でもよく目にするようになった国民皆保険制度の充実があるからです。基本的に医療に掛かった費用は保険が適用される物に関しては3割の自己負担(高齢者は1割や2割)で済みますし、同一月内での高額医療費に関しては高額療養費制度があるため限度額約10万円(収入により異なる)の負担で済むようになっているからです。その他にも会社勤めであれば傷病手当金で休職中の収入をある程度補償してもらえるなど色々な場面で公的支援が受けられます。

それゆえに、民間の医療保険や生命保険などは必要ないと言えますが、その上で貯蓄などの生活防衛資金が無く病気などで働けなくなった際に生活が立ち行かなくなってしまうのを防ぐために入るのが民間の保険だと思います。

それでも前述の健康保険の補償を前提として、厳選に厳選を重ねて必要最小限の補償をしてくれる保険を選ぶ事が大事なのです。

それなのに「不安」だから「とりあえず」保険に入る人のなんと多いことか。それだけでも問題あるのにそのとりあえず入った保険の内容をはっきりと理解している人はほとんどいません。

恥ずかしながら私もその一人です。

保険信奉者の壁は分厚い

しかし、保険やお金に対する考えを改めるきっかけになったのが村上世彰さんの「今君に伝えたいお金のはなし」という本を読んで自分の金融知識のなさに愕然としたからでした。その後FP(ファイナンシャルプランナー)の資格の存在を知り、iDeCoやNISAを始めたりお金の勉強をする内にYouTubeでリベ大の両学長税理士の大河内薫先生の動画を観るようになり自分の無能さと向き合って学んでいくようになりました。

そして自分の現状を整理して見たときにとんでもない数の保険に入っていて更にその補償内容を全く理解していないことに愕然として、これではいけないと思い保険の削減をしようと自分なりに精査して最低限の物を残して不要と思われる保険を解約する事を家族に言ったところ「万が一病気になったらどうするの?」「保険に入りたくても入れない人もいるんだよ」と取り付く島もありません。

妻自身が小さい頃に重い病気に掛かったり身近な親族の不幸などがあったためその思いは強い物でした。そういう考えも分かります。

でも、その中で一番違和感を感じるのは「保険は絶対に入らなくてはならない」と言う強い意志です。しかも一つでは足りず複数必要でその理由が「何があるか分からないから」「不安だから」という何とも漠然とした理由なのです。挙げ句には「保険の内容はほとんど理解していない」というおまけ付き。

思い返せばお金の勉強を始める前は同じでした。むしろ今までの自分を見ている既視感に見舞われました。昔の自分もこうだったんだなと。

そして何より、その強い思いを和らげるための知識と言葉が自分に無いことが自分の無能さの現れなのだと打ちのめされました。

まずは自分の壁を崩し武器を取れ

そう、今入っている医療保険や生命保険の数々は自分の無能の現れ。

今まで40年以上何も考えずに過ごして来たツケが膨れ上がって立ち塞がっているのです。

今年子供が小学校に進学した際渡されたパンフレット。もちろん子供の保険に関する物です。それに入るのが当たり前、でもその内容はよく分からないとはっきり言う妻。

そう、妻の牙城に新たな城壁が築かれたのです

これは私に課された試練。

ある程度の知識を手に入れて、それで何とかなるとたかをくくっていた自分の鼻をへし折ってめり込ませられている現状。

それを確認するためのこの記事。

散々お金の失敗を繰り返し、今もなおそれを積み重ねている不甲斐なさをバネに成長していきます。

同じように悩んでいる人や解決した方法などがあれば気軽にコメントしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?