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普通科高校から音楽科の大学を受験したお話【声楽・推薦編】

こんにちは!演奏家(声楽家)を志す卵・伊藤有里です☻


今回は、大学受験のお話をしたいと思います。


少し長くなってしまうかもしれなませんが、音大受験の方・音楽科のある大学を受験する方の参考になればと思いますので、是非最後までご覧下さい✨


尚、私の場合推薦入試のみ受験したため、その時の経験をお話させていただきます☻


▼目次
1.受験校決定前にすべきこと
2.受験体験談
3.大学受験を経て


1.受験校決定前にすべきこと


音楽大学、音楽関係の大学受験を決めたらまずやることは、①音楽関連の知識と演奏法の勉強する②色んな大学を比較し吟味することの2つです!💪


①音楽関連の知識と演奏法の勉強する


音大受験にあたって、ある程度の知識と音楽があること、専攻楽器を極めること、演奏できることができることを前提としています。その上で大学側は、これらが突出した人を受け入れる場合が多いと思います。

そのため、受験を決めたらすぐにやるべきことは、実技面向上のためなものを知り、手段を考え行動に移すことです!😤



▼音楽関係の大学を受ける際、以下の内容で実施するのがほとんどです。
※大学によって内容に差異があります。

専攻実技試験
副専攻実技試験(ピアノか声楽)
(新曲)視唱
(新曲)視奏
音楽史
聴音
楽典


⇧これらは、専攻実技を身につけるにあたって必要になる知識でもあり、技術でもあります。


全部一人で学ぼうとするのは難しいので、*音楽関係の大学を卒業した指導者に付いて専門的に学びながら対策をする人が多いと思います!

※音楽高校の先生や学校の音楽教師、音楽教室の先生、専攻分野を極めたプロの方など。


以上のことを踏まえ、情報を得ながら自分で選択し、正しい知識と演奏法を学び、受験に向けて勉強・練習をしましょう!


志望校決定がまだでも音大・音楽科の大学に行きたいというのが決まっていれば、基礎知識やある程度の受験曲候補を挙げて練習に励むことができるので、まずは「やってみよう」!💪



②色んな大学を比較し吟味すること

理由としては、出題の傾向やその大学で何を学べるのか、何ができるのか、どんな先生がいらっしゃるのかなどを知れるからです。

▼参考例を挙げると、こんな感じです!

大学冊子
ホームページ(以下HP)
過去問題集(以下過去問)
大学開催の受験対策講習
オープンキャンパス(以下OP)
              ・・・他


大学の特色や傾向などのデータを知れるのは勿論、AO・推薦入試を受ける際、必ず聞かれる(もしくは願書に記入する)志望動機を回答する時の材料付けにもなる可能性があります。

また、AO入試や推薦入試を受験するのに必要な "評定" も確認しておくといいかと思います。



これらを経て受験校が決まると、何をすべきか、何をしたいかが明確となり、早めの対策をすることが出来ます!✨


2.受験体験談


ここからは、実際に経験したことなどを元にお話していきたいと思います!


▼受験決定してからの経緯と明確になったこと、対策などは次のような感じです。


受験決定…中学生頃
大学決定…高校2年
比較対象…HP,OP,夏期講習,大学冊子,過去問
*試験内容…専門実技,初見視奏,楽典(口頭試問),面接
*対策法…実技・知識面は専門の先生、学力・面接は高校の先生より指導
選曲…「Le violette(菫)」「O del mio dolce ardor(あぁ私のやさしい熱情が)」

※コース改変により、当時の内容と大きく異なっております。
※万が一の事もあるので、一般入試用対策も同時進行してました。


①受験校決定に至るまで

本来ならば、音楽科のある高校に行って本格的に勉強する人や部活動の延長線上で習いに行って勉強する人のほうが多いです。
しかし私の場合、県内にある音楽高校が私立しかないこと、大学選びの視野を広げたいこともあり、あえて普通科の高校に行きました。
(部活動もレッスンの都合上音楽とは全く関係ないところに入りました(笑)!)


入学した当初は、当時習っていた先生からの勧めで東京にある私立の音楽大学を受験する予定でした。しかし、高校2年の時に山形で実践的に音楽を勉強出来る大学を見つけOPに参加したことをきっかけに、進学先を変更し、第1希望として受験する事を決めました。


②受験校決定してから励んだこと

受験決定してからは、レッスンと学校の勉強を両立しながら、家での練習・勉強、学校の休み時間や放課後に図書室などで楽典、面接練習など、合格に向けて励みました。

※ちなみにいうと、当時私が通っていた高校から音楽系に進む人はほとんどいなかったので、理解してくれたのが実技の先生と担任の先生、音楽の先生、図書室の先生くらいでした(笑)!


また、学校の先生から勧められて県内の声楽コンクールにも参加しました。結果としては後一歩のところで上位入賞することが出来ませんでしたが、ライバル達の実力や自分の実力を知れたこと、受験のために必要な課題を見つけることができた貴重な大会でした✨


③受験前日〜合格発表

受験前日・当日を迎えた時はとてつもなく緊張しました。理由をいうと、当日が「午前に実技、午後に視奏、口頭試問、面接」というスケジュールで、前泊をする必要があったこともあり、受験日がすぐ目の前に迫ってることを実感したからです😨
さらに悪いことに、受験前に風邪をこじらせる治りかけの状態で当日を迎えてしまいました……😭

直前に風邪引いてしまったことに悔しい思いでいっぱいでしたが、朝起きてホテルで軽く声を出してみた時に(本調子ではないけど)歌える声ではあることを確認し、会場に向かいました。



試験全体を振り返ると、声楽は不安定な所や風邪の影響が出てしまったところはあったものの、演奏が止まることなく無事に歌い切れたことにほっとしました。
午後は、新曲が緊張のあまりたどたどしさが出てしまいましたが、残りの口頭試問、面接をほとんどミスなく終えました。
(全日程を終えたときはある意味震えました…)


合格発表当日。その時は、風邪の影響がどこまで試験に響いたのかが不安で、一般入試を受けないといけないのかな……とナイーブになっていましたが、HPで番号を確認した瞬間びっくりしたのを今でも思い出します😌🌸


3.大学受験を経て


大学受験を経て思ったのは、音楽をようやく本格的に勉強できる喜びと、ここに至るまでの努力をしてよかったという安堵でいっぱいでした。
音楽高校じゃなくても、音楽関係の部活動出身じゃなくても、「大学で声楽を勉強したい!」という強い気持ちと厳しいレッスンに耐えたこと、地道な努力を継続したことが、一枚の切符を掴んだことに繋がったと思います!


時の流れで入試制度や内容、方法が変わっていくとは思いますが、一つの大きな挑戦と一つの小さな努力で大きく人生が変わることだけは、確かなことです。

そしてそれは、大学に入ってからも、大学を卒業してからもいえることです。


今はコロナウイルスの影響で多くの制約がありますが、今ある環境下でできる挑戦と努力を積み重ね、いつか大きな花を咲かせることができればいいなと思っております☺️🌸




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最後までご覧いただきありがとうございました!!




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