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【プロフィール】染矢明日香の場合

こんにちは、「性教育って実はめっちゃ大事じゃない?」と目覚め、NPOを立ち上げた染矢明日香です。

私はピルコンという性教育の普及啓発を行うNPOの代表として、若者を巻き込みながら性について学ぶ講演やイベントを行っています。国内外の性教育や性の健康についての学会や勉強会に参加し、対話から学ぶ性教育をインプット&アウトプット中。教育機関での性教育は、やはり教育の枠組みの中で行わなければならないという制限があるため、ネットを通して、ポジティブで等身大でリアルな性を語る場であるSEX and the LIVE!!を盛り上げていけたらと思います!

今回まずは自己紹介をば!ということで。

私は石川県という北陸の片田舎で産まれ、昔から表向き大人ないい子ちゃんの顔を持ちつつ、自分の言いたいことが遠慮してなかなか言えない面がある甘えん坊の次女(4人兄弟の3番目)でした。

小中高時代に少女漫画で恋愛を学び、恋愛経験のないまま大学デビュー。性的な関心が高い一方で、受け身で押しに弱く世間知らずのため次々と厄介な男に引っかかります。言うなれば、簡単に攻略できてしまうレベル1スライム級の雑魚。残念ながら、当時の思考は「あれ、好き好き言われてた相手になんで逃げられんだろ…? 嗚呼、これが大人の恋というものなのね…!」止まり。愛と性欲の違いを認識できず不毛な恋愛を繰り返し、夢に見たモテ期に数々の暗黒歴史を紡ぎます。

そして、20歳で予期しない妊娠からの中絶を経験。もう二度とこんなつらい思いはしたくない、と、性と自分の人生について主体的になることを心に決めます。

大学在学中に「避妊啓発団体ピルコン」を学生有志で立ち上げて、避妊の知識についてフリーペーパーやイベントに出展したり、産婦人科医の方をお招きして勉強会を開催するなど独自の啓発活動を始めます。大学卒業後はマーケティング専門のコンサル事務所、メーカーに勤めますが、自分の本当にやりたいことに人生をかけたい!とピルコンをNPO法人として設立し、性の健康教育の普及啓発イベントや講演を行うように。平成28年度~平成30年度には杉並区とのすぎなみレッドリボンプロジェクトなど、自治体との協働事業も推進しています。

一方で、新宿二丁目のゲイから「心を開く前に股を開くな」と諭され取得した「焦らす」コマンドが功を奏したか、はたまた運命か、オカン的包容力を持つパートナーと出会い、27歳で結婚、30歳で第一子を出産。

自分の中絶経験から、「自分のように悲しい思いをする人を減らしたい」と始めた活動ですが、どのように性の知識を伝えるか、ということを学ぶうちに、性を学ぶ大切さを自分の経験を通しても実感しました。

性を科学・人権の視点から学び、正確な知識をもって自分で避妊をどうするか、心配なことがあればどの専門家に相談をするかを決めることができ、またパートナーと話しあえるスキルを持つことができました。それにより、性にまつわる心配や不安を減らし、大好きなパートナーといい関係を築いたり、既存の価値観にとらわれず自分が「こうありたい」と思う人生に舵取りができるような感覚をえることができました。

と同時に日本でも性をタブー視せず(くさいものじゃないから蓋しないで!)、もっとオープンに自分や他人と向き合うことで、もっとたくさんの人が自分の望む人生を切り拓き、もっと自由に、もっとハッピーになれるのではと思うように。

SEX and the LIVE!!では、性教育や性科学の視点も含めつつ、法律婚を選択した既婚者として、また母として皆さんとハッピーな性のあり方やパートナーシップについて考えていけたらと思います。

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