クラスター株式会社と添い遂げたい(入社エントリ)


この文章は但し書きの通り入社エントリです。5月頭より正社員前業務委託という形式でクラスター株式会社にて働いており、7/1より正社員となりました。前職サイバーエージェントを辞めた理由は退職エントリを参照ください。

さて、クラスター株式会社は「人類の創造力を加速する」というミッションのもと、2023年7月1日時点では「バーチャル経済圏のインフラをつくる」というビジョンを描きながらclusterというメタバースプラットフォームを運営しています。なぜこの会社に入社したの? という思いのたけをぶつけていきたく思います。ちなみに内容は入社経緯までとなります。実際に働いてみた上でのお話は書けたら(年末くらいに)記事にしてみたいと思っています。とはいえ他の方の入社エントリにもいろいろ書かれているのでそちらを参考にしても良いと思います(クラスター株式会社 入社エントリなどでググったりTwitter検索すればかなり見つかります)。

35歳を超えて考える

わたしはプログラミングが好きです。なにかを創っている実感がわたしを成り立たせていると感じます。社会人となって12年。その「なにか」はなんでもよく、創ることが楽しければそれで良いのだとずっと思ってきました。
しかし、コロナ禍の真っ最中である2020年。来年には35歳となる頃合いにふと思ったのです。
本当にそうなの? 本当になんでもいいの?
きっかけはバーチャルストリーマーとFF14です。

わたしではないなにかとここではないどこかにずっと焦がれてきた

わたしは根っからのサブカル好きです。小さな時から、「わたしではないなにかになってここではないどこかでなにかを成し遂げていく」作品が大好きでした。特に仮想空間を扱った作品を好む傾向があったようです。
以下わたしがハマっていたものを羅列しておきます。

娯楽としても大好きだけれど根底にはこういうことが自分もできたらどんなにワクワクするだろうかという思いがありました。昨今転生系が流行っていることからも同じような気持ちを抱いている人は多いのではないでしょうか?

このどうしようもない希求がバーチャルストリーマーとFF14によって再燃しました。
バーチャルストリーマーは「わたしではないなにか」になれます。
FF14は「ここではないどこか」にいけます。
昔のわたしなら、これらは娯楽と切り離してただ純粋にゲームをやって楽しみ、配信を見て楽しんでいたと思います。しかし、今のわたしには曲りなりにも技術力があります。お仕事として関われたら幸せなのでは? と考える自分がときおり顔を出してきていたのを今でも鮮明に覚えています。
とはいえゲーム分野やバーチャルストリーマーを支えるお仕事はわたしの実績としては畑違いもよいところです。

何はともあれ動いてみる

人の寿命が今のままだとすれば、わたしが万全な状態で働ける時間のうちすでに1/3以上を消費したことになると実感しはじめてからというもの、わたし自身が自発的に創りたいと思ったものを創らずに終わるのは空しいことなのでは? と考えることが徐々に増えていきました。
MMORPGが好きでバーチャルストリーマーが好きなら当然仮想空間ないしはメタバースという単語には惹かれるものがあります。ソードアートオンラインはそのものずばりそれなわけですから。そしてもしお仕事にするのならこの分野なのではないかと2020年の後半には思い始めていました。
クラスター株式会社という存在・clusterというサービスの存在を本格的に認識しはじめたのはこの時期です。そしてメタバースという分野をひたすらに調べるうちに、Webフロントエンドのみというわたしの技術スタックに物足りなさを感じてきました。
ちょうどその頃、ABEMAがNintendo Switch向けの実装をUnityで行おうとしていることを小耳にはさみ、気づいたら異動していました。ただ、転職するために技術を身に着けたいというよりはサイバーエージェント社内でも今後仮想空間を主体としたサービスは立ち起こってくるはずだしその時に異動しやすい状況にしておきたいという思いのほうが先立っていた、はずです。少なくともこの頃は。

自身のキャリアに対する指向性が会社と乖離していく現実

先んじて言えば、退職エントリでも書いた通りわたしはサイバーエージェントという会社の方針が間違っているとは考えていません。サイバーエージェントらしい良い施策をずっとしてきていますしその「らしさ」の上につくられるからこそ魅力的なサービスが世に出続けるのだと思っています。しかしながらコロナ禍以降、上記のような考え方に変わっていったわたしとはどうしてもズレがでるようになってきました。
以下が顕著なズレとそれを解消するために必要なアクションです。

  • クライアントサイドのキャリア形成が基本的にはプラットフォーム別になっている(Web/iOS/Android/Flutter/Unity/etc)

    • 複数プラットフォームに跨ったキャリア形成プランが体系化されていないため、体系化するところから始める必要がある

  • フルリモートを続けながらEMを指向することは茨の道である

    • サイバーエージェントは2023年7月1日現在週3出社週2リモートの会社であり、前例が少ない(ないしはゼロに近い)ので体現する先駆者となる必要がある

後だしですがわたしは現在岐阜県でフルリモート勤務をしています。これはコロナ禍に関係なく、もともと一身上の都合で実家のある岐阜に住む必要があり、サイバーエージェントについてもこれを前提に入社していました。ただしこれは特殊対応ですので参考にはしないでいただけると助かります。
また、わたしは技術スタック以外の部分ではエンジニア組織のスケーリングをやっていきたいと思っています。
この二点を踏まえてると、わたしがやりたいことをやりたいがままにやっていくにはまずは下準備が必要で、しかもそれはサイバーエージェントの現行をわたし自身で変えていく必要があるということになります。
包み隠さずに言います。事ここに至っては、すでにそうなっている会社にいった方が近道です。

そしてクラスター株式会社に出会う

仮想空間を創りたい。複数プラットフォームで技術力を発揮したい。フルリモートでも組織開発していきたい。
こんな贅沢な夢をすべて叶えてくれる、素敵な会社に出会いました。クラスター株式会社です。正確には上記の通り数年前に認知をしていたものの、あらためて現在のクラスター株式会社を知るうちに、わたしが求めているものをすべからく体現している会社が現実に存在しているということに柄にもなくワクワクが止まりませんでした。

2023年7月1日時点では上記リンク先に以下のようなことが書かれています。

いや最高かよ、というのが一番最初の感想です。

開発チームは体験ベースで分かれており、プラットフォームはワーキンググループというかたちで横軸になっているのも素晴らしいです(以下記事参照)。

あげればきりがないのですが、調べれば調べるほど好きになっていったのを覚えています。
これはclusterというサービスについても言えることで、まだまだ実現できていないことも多いですが、真っ当なメタバースとして腰を据えてブレずに作られています。わたし個人としては、国内で展開されているメタバースの中では一番、数年先の未来が楽しみだと思いました。
そして最後に社長の加藤さんへの共感です。他の人の入社エントリでは「ぶっ飛んでる」と書かれていることが多いですが、わたしは幸か不幸か「ぶっ飛んでる」側だったらしく、本当にすべてに共感しました。
以下のメッセージを読んでみてください。

いつかこうなったらいいなと他力本願で考えていたことに真正面から挑んている人。それが加藤さんです。本当に尊敬します。が、入社したからにはわたしも当然挑んでいきます。

そんなわけで一目惚れな上に一方的に好きを募らせていくなかなかの状態になっていった結果、前職の最後の大仕事となったWカップが一息ついた昨年末に採用エントリから応募しました。
そして晴れて相思相愛となれたわけです。

いろいろやっているしやっていくよ

お仕事を始めてまだ2カ月ですが、すでにWebとUnityで実装を担当させていただけています。Androidも機会があればやっていきたいところです。
また、見えてきた課題や問題点の解決にも同僚とともに挑んでいきたいと思っています。
まだまだモチベーションカーブとしてはハネムーン期かもしれませんが本当に、びっくりするくらい毎日が楽しいです。
が、このあたりは安定期にならないとわからないことも多いと思うので、実際に働いた上でのお話は最初の通り年末くらいに書けたら良いかなとくらいに思っています。
まずは4コマデビューを目標にがんばっていきたいです。

いっしょに働こう

さいごに、というやつです。クラスター株式会社、控えめに言って最高の会社なので一緒に働きたいぜという方はお声かけください。
特に、開発者がものすごい勢いで増えていく中で無限に発生していく組織課題の解決にも興味がある人、多分今が本当に面白い時期だと思います!

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