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鍼灸院だけど鍼刺しません

鍼灸院なのに刺さない鍼

今まで「冷えとり」など、
日々の養生についてかいてきましたが、
・「冷え」は万病のもと
・健康は足元から
・足湯でモヤっと朝をスッキリに!
・体も心も変わる「冷えとり」って?

今回は当院の治療法についてお伝えします。

現在当院では、
刺さずに当てるだけで、
基本的な治療をおこなっています。

「積聚治療」という名前の治療法です。

お腹で身体全体をみます

積と聚はともに、
お腹の異常をさす言葉で、

お腹の異常をみて、
それを軽減することを目標に
治療をすすめていく、
というやり方です。

東洋医学では
「部分に全体が投影される」
という考え方があります。

お腹を身体全体の縮図とし、
お腹の異常をとることで、
身体の他の症状も改善される
と考えます。

足ツボマッサージで足の裏の絵に
「ここは胃、ここは腎臓」というふうに、
臓器の名前がかいてあるのを
みると思います。

あれも、お腹でみるのと同様に、
足裏に身体全体を投影しています。

「積聚治療」では
臓腑の反応が特にでやすい
お腹をみて、診断をして、
背中や手足のツボを使って
治療していきます。

刺さずにあてる鍼

もう1点、
積聚治療のおおきな特徴として、
先がすこしまるくなっていて、
あえて刺さりづらくなっている鍼をつかいます。

刺さずに皮膚にあてるだけで治療をおこないます。

正確には刺す必要がなければ刺さない、
というだけで、
必要があれば刺すこともあります。

鍼を適切なツボにあて、
深い部分を意識して、
気をうごかすことで、
刺さなくても充分変化がおこるので、
刺さないことが多いのです。

ひとりひとりの身体にあったツボに刺激をあたえることで、
上下、左右の気のかたよりが治っていき、
全体のバランスが整います。

治療中、「ここは痛いですか?」
と確認する部位があります。

そのときはできれば、
その場所に意識をむけて
いただけると幸いです。

施術者側と受け手側、
一緒になって意識することで、
より気が動きやすくなります。

治療後のすごし方

治療後も気がうごいている状態なので、
落ちつくのをしずかに待つ、という意味で、
治療をうけた日は、早めにおやすみください。
また、激しい運動や労働、長時間集中する作業、飲酒、長時間の入浴
などは避けてください。

そして翌日の心と身体を観察してみてください。
なにか、うれしい変化があるかもしれません。

そうだとしたら、それが本来のあなたです。

いい状態がながくつづくよう、
日々の養生をして、
必要ならば当院に定期的に通ってください。

通院頻度ですが、
最初は1週間に1回のペースを
オススメしています。

そして、症状が軽減されてきましたら、
2週に1回、1ヶ月に1回と、
徐々に間隔をあけて、
様子をみていただきます。

当院の治療について、
すこしご理解いただけましたでしょうか。

わからないことがあれば、
お気軽にご質問ください。

あすか鍼灸院
https://www.asukaxin9.com/

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