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私がジュエリーブランドを立ち上げるまで。

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輝くのはジュエリーだけでなく、持ち主の人生そのもの。「関わる全ての人に笑顔が宿るジュエリーを提供する。」私がジュエリーブランドを立ち上げるに至った背景に、10年以上ジュエリー業… もっと読む
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three x seven Jewelry:ブランド概要

three x seven Jewelryは、日本人ジュエリーデザイナー Asuka Saitoにより米国サンフランシスコを拠点に設立されたエシカルファインジュエリーブランド。 「関わる全ての人に笑顔が宿るジュエリー」をコンセプトに、ジュエリーが伝える価値と大地の恵みが繋ぐ物語をお届け。 美しさだけでなく、「人・社会・地球環境」に対しても配慮したジュエリーで社会問題に取り組み、社会との調和ある発展を目指しています。 フィロソフィーブランドネームの由来 当ブランドでは、サ

私がジュエリーデザイナーになったきっかけ

ジュエリーの目にみえない効果 そもそもジュエリーに対して「思い」を持った最初のきっかけっていうのが、古い記憶で二つ 一つは、中学生の頃、祖母からのゴールドの指輪を譲り受けた時。 もう一つは、高校生の頃、母がルビーの指輪を買ってくれたんですね。 それらを身に着けたときの高揚感が今でも鮮明に心に残っていて、今思えばそういうのがきっかけかなーと思います。 というのも、渡米後にもその指輪を持って来ていたので、たまに身に付けては、当時のその指輪を手にした時の感情をふと思い出したり

デザイナーが社会や環境に対して果たすべき責任とは?

社会や環境に対する、デザイナーの最も重要な責任のひとつは、 それは、単に環境を美的に改善するということではなく、クライアントさんやお客様の先にある、または背景にある社会課題を解決するものであること。 まず導入した素材や技術が、環境に与える影響に配慮すること。 もう一つは、デザインを通して伝えるメッセージに責任と配慮を持つこと。 これは、わたし年に一度イタリアで開催される国際デザインコンテストの審査員を務めているんですけど、その審査の際にも、そのデザインがただ美しいだけで

国際社会問題に目が向いたきっかけ。

まず、政治的・経済的・社会的問わず、国際問題に関心を持ったきっかけは、大まかに大学時代と中学時代にあった気がします。 全ては繋がっている 私が小学生の頃、あの時代に早くから世界に目を向けるような視野の広さを持っていた坂本龍馬に恋をしていたことが影響あったかどうかは定かではありませんが、 自分が今いる世界から一歩外に出て自分の視野を広げたい、いろんな価値観に触れたい、と留学を決意し渡米したのが2005年。 カリフォルニア州サンフランシスコにある大学で専攻していた心理学と

ジュエリー業界の負の側面に気付いたきっかけ。

学生時代に国際関係学を学んでいたり、アメリカ生活で多国籍の人たちと出会う機会が増えた中で、世界を取り巻くさまざまな社会課題をより深く知り、その頃からより一層「いつしか世界の問題に対して自分に何かできないか」と考えるようになりました。 自分が生きる上で社会貢献に繋がる何かがしたい、との思いが心の中にずっとあったんですよね。 後にジュエリー業界に入って、ジュエリーに携わる中で何か自分にできることはないかと思い始めていた頃に、 『ブラッド・ダイヤモンド』というレオナルド・ディ

社会課題解決と経済的なメリットの両立

自分が生きる上で社会貢献に繋がる何かがしたい、との思いが心の中にずっとあった中で、後にジュエリー業界内でジュエリーに携わる中で何か自分にできることはないかと思い始めていた頃に、綺麗な宝石の裏側の負の側面を知り、より思いを加速させました。 ↓参考記事↓ 何事もまずは関心を持つことから始まるとは思いますが、しかしただ平和を願っているだけでは何も変わりません。 まずサステナビリティーの観点で考えてみると、そこには3つの要素があります:人、地球、そして利益です。 もし物事が利

アメリカを拠点にやっていく決断

ジュエリー業界にいて綺麗な宝石の裏側の負の側面を知り、せめて自分が提供するジュエリーは、見た目にも背景にも配慮したものでみんなの笑顔につながっていくものを提供していこう!信頼できる仲間と協力して自分でジュエリーブランドをオープンしよう!と思い、それまで10年勤めた宝飾店を離れ、独立。 ↓参考記事↓ サステナビリティに関する情報やそういった機関へのアクセスのし易さ、また国際色豊かな特徴から、それまでの移住地ここアメリカを拠点にやっていこうと決意。 そうなると、外国人として