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2024ラフォルジュルネTokyo

こんばんは🌙

中央区オーダーメイドピアノレッスン
peu a peu 代表
AsukAこと江尻明日香です🥀

まだまだ寒い日が続きますが、それでも日が長くなったりと春の訪れを感じます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


春の風物詩といえば“ラ・フォル・ジュルネ”。
今年も知り合いがたくさん出演します。
今回はこの“ラ・フォル・ジュルネ(以下LFJ)”について書いていきます。
2024年のピックアップされた作曲家と代表作を少し載せておきますので、是非予習にも使ってくださいね!

ラ・フォル・ジュルネとは?

 元々は1995年にフランスで始まったクラシック音楽のお祭りです。
クラシック版のフェスですね。
ラ・フォル・ジュルネという言葉の意味は“熱狂の日”
9つの会場で同時並行的に朝から晩までコンサートが行われる内容にちなんで付けられました。
「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」という意向により、入場料6〜EUROから楽しめます。

日本では2005年から東京の国際フォーラムで始まり、過去金沢や新潟、びわ湖、佐賀の鳥栖等でも行われました。

2024年のラ・フォル・ジュルネ


2024年公式フライヤー

2024年のテーマ

今年のテーマは“Origines〜すべてはここからはじまった〜”です。
LFJ2024では以下の三つの角度から音楽の「オリジン(起源、ルーツ)」について立ち返ります。
・「国民楽派」
・「楽曲の形式、楽器の起源」
・「パイオニア的存在」


「国民楽派」

19世紀半ば〜20世紀にかけて、ヨーロッパで民謡や民族に基づく独自の国民的音楽の想像を目指した流派。
代表的な作曲家)
ムソグルスキー
「禿山の一夜」「★展覧会の絵」
チャイコフスキー
「白鳥の湖」「くるみ割り人形」
スメタナ
「我が祖国(2番モルダウ)」「ボヘミアのブランデンブルク人」
ドヴォルジャーク(ドヴォルザーク)
「スラヴ舞曲」「交響曲第9番“新世界”」
コダーイ
「★無伴奏チェロソナタ」「組曲ハーリ・ヤーノシュ」
バルトーク
「★ルーマニア民族舞曲」「管弦楽のための協奏曲」
グリーグ
「ピアノ協奏曲イ短調作品16」「組曲ペール・ギュント」
シベリウス
「交詩曲“フィンランディア”」「ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47」
アルベニス
「組曲エスパーニャ(2番タンゴ)」「アストゥリアス(伝説曲)」
ラヴェル
「★ボレロ」「マダガスカル島民の歌」
ビゼー
「カルメン」「アルルの女」
※★はLFJの演目にある作品です。


「楽曲の形式・楽器の起源」

ソナタ、四重奏曲、協奏曲、管弦楽曲などの形式も楽器の発展とともに進化してきました。LFJ2024ではそれぞれの歴史を辿るようなプログラムになっているらしいです。
特に長い歴史を持つ楽器
ウード(アラブ・ペルシア)
ドゥドゥク(アルメニア)
など古楽器・伝統楽器が出てくる公演番号は「133」「134」「231」「324」。
あまり聴く機会がない楽器の音色に触れられるのも、LFJの醍醐味ですね。

「パイオニア的存在」

時代によって音楽というものの存在意義や役割は変わってきました。
例えば
ヴィヴァルディ「四季」
ストラヴィンスキー「春の祭典」
バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」
など音楽史の流れを変えた作品の紹介と、このテーマにちなんだオリジナル・プロジェクトが行われる予定です。

楽しみ方

会場は5つのホールから

LFJの会場は5つ。
【ホールA】《グラディオーソ》
…5,008席。オーケストラが入るため、交響曲や協奏曲などが聴けます。
【ホールC】《エスプレッシーヴォ》
…1,494席。四重奏やバンドなどの演目です。
【ホールD7】《カンタービレ》
…221席。三重奏、四重奏のほか、古楽器や芝居など演奏以外の演目が多いです。
【ホールG409】《グラツィオーソ》
…153席。ソロ演奏や二重奏がメインです。
【ホールB5】《アマービレ》
…246席※マスタークラスなので世界的なアーティストによる公開レッスンになります。

さまざまなスケールの演奏が楽しめるので、スケジュールを見てうまくはしご計画を立てて臨みたいところ!

良心的な値段と小さなお子様OKな演目も

小さなお子様OKのコンサートも

クラシック業界の活性化を促すよう新たな聴衆獲得のため、チケットはとてもリーズナブル。1演目500円〜3,000円ほどなのでとても良心的ですね。
値段もさることながら初めてクラシックを聴きに来る人も多いので、敷居がそこまで高く感じないと思います。

また会場《グラディオーソ》では「0歳からのコンサート ダンス!ダンス!ダンスで遊ぼ」という演目があり、広い会場で体を使って楽しめそうです。他にも3歳以上OKというマークが付いている演目や、6歳以上から聴けるコンサートもあるので情操教育の一環としていい機会になりますね。

個人的なおすすめ演目

日程は5/3(木曜),5/4(金曜),5/5(土曜)の三日間で、時間は9:40-22:05まで。
個人的に注目している演目は
・5/3 ホールD7【134】15:30-16:20「Ya Maryam」地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル
・5/3 ホールD7【132】11:45-12:35「ラヴェル:管弦四重奏 へ長調、ミヨー:世界の創造(ピアノと管弦四重奏のための舞踏組曲)」
→ミヨーが聴きたい!
・5/5 ホールC【326】20:30-21:15「音楽は何にだってなれる。破天荒にいこう!」→山下洋輔氏のスペシャルプログラムです!

 他にも和楽器アンサンブルのコンサートやギターデュオなどもあり、あれもこれも聴きたい!とワクワクするようなプログラムになっていますね。是非欲張ってたくさん聴いてみてくださいね。
 会場でお会いできるのを楽しみにしております♪

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