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色彩センスを身に着けるワークに挑戦

デザイナーとして仕事をしている中で、苦手だなと思う分野の一つに「配色」があります。自分の感覚で選んだ色は、なんとなくしっくりこないな…と思うことが多いからです。
とにかく苦手意識があるので色決めに時間がかかる。そして自信が持てない。そんな状態から少しでも抜け出すために、勝てるデザイン(前田高志著)の「勝てるワーク ”色彩センスを身に着けろ!”」に挑戦してみました。

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公式サイトも見応え抜群なので、ぜひ!

ワークでやること

このワークでは、絵の具を使って紙に色を塗っていきます。完成形はこちら。どどん。未熟な仕上がりでお恥ずかしい限りですが、やることのイメージは持てるでしょうか?

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【 手順 】
[1] 30×30cmの正方形を5×5cmに分割して、その中に直径4cmの円を書きます。
[2]丸36個と四角36個、このマス目を全部違う色で塗ります。色数は自由ですが、同じ色を使ってはいけません。つまり、72色作る必要があります。
[3]テーマを決めて、そのイメージが感じられるように塗ります。
[4]色面はムラなく均一に美しく着色すること

ワークで準備するもの

ワークのために準備したものは、こちらの7点です。

・B3ケント紙
・不透明水彩絵の具(12〜18色あるとやりやすいと思います)
・筆(面相筆、平筆の2本あると塗りやすいです)
・水入れ(ペットボトルなどでも代用可)
・パレット(紙皿などでも代用可)
・コンパス
・定規

ほぼ100均で揃いますが、ケント紙と不透明水彩絵の具は、文具屋に行ったほうが手に入れやすいかもしれません。

実際にワークをやってみて

今回初めてワークをやって、出来上がったのがこちらです。(そもそも線の引き方を間違えていて、円の直径がキワキワまで来てしまっているのですが、そこは目をつぶって。。。)
テーマは「春」だったんですが、途中から色を作るのに必死で、春っぽさはどこかに行ってしまいましたね…。もはやテーマは「必死」です。

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やってみて1番に思ったのは、72色作るのめちゃくちゃ難しい!!!
…ということです。
頭の中では「春っぽい色」を色々イメージしていたんですが、途中から「あれ…この色さっきも作ったな…」「この色に合う色ってどんな色だろう…」「Photoshopの色相キューブのあのへんの色にしたいんだけどどうやって作ればいいんだ…!」「ひえ〜はみ出した!」
と、とにかくずっと頭がフル回転していました。
普段、いかにPhotoshopに頼って色を選んでいるかを痛感します。

ちなみに白黒にして見てみると、こんな感じになりました。

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明度差がないので、メリハリがなく、全体のバランスも悪いですね。
塗っているときには全然気付かなかったんですが、円と四角がほぼ同化しているものもあります。なんてこった。
カラーで見た時にガチャガチャして見えたのは、明度差が足りない・統一感がないせいでもあったのかな?頭で色々考えていても、実際に使いこなせているかは全然別の話なんですね。配色への苦手意識の原因が、なんとなくわかったような気がします。

このワークは最低3枚、できれば10枚やるのが望ましいと言われているので、10枚目標にもう少し頑張って続けたいと思います。うまく塗れなくて凹んだけど、伸びしろしかない自分に期待!!

次回気を付けること

1. 明度差を意識する
白黒にした時にメリハリが出るように、ちゃんと色の違いを感じられるように塗ること。

2. 塗り始める前の計画をしっかりする
今回は初回ということもあって、よくわからないままにスタートしてしまった部分があります。テーマを表すためにはどんな配色にすればいいのか。参考を探したり、軽く色鉛筆で色付けしてみたり、事前の計画をしっかりやったほうがいいなと思いました。次回は、行きあたりばったりの色塗りはしないように。

3. 色を適当に混ぜない
半分くらい塗ったあたりから引き出しがなくなってきたのを感じたので、配色パターンなどを見て脳内でイメージできる色を増やす。(色名で覚えない)色の混ぜ方も工夫して、なんでその色ができたのか、頭で考えることを忘れない。

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