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ボランティア活動で気づいたこと

今日はボランティアについて思うことを書きたいと思います。
私は今、アマチュア芸術グループで活動しています。
以前にも書きましたが、もともと歌やダンスが得意だったわけではなく、やりたいと思っていたわけでもなく、世界に愛と平和を訴えかけることができる手段として、この道を選んだということです。

収入を得ることは目的としていません。なので全員がボランティアでやっています。
今でこそ、会場費くらいは稼がないと、ということでチケットを売るようになりましたが、最初の頃は完全に無償ボランティアでした。
今でも参加者全員がお金を出しあってやってます。
なぜなら、圧倒的にご招待が多いからです😅
みんなお金に対する執着が薄いので、結局自分たちで持ち出しています。

このボランティアというものについて、以前うちの夫がこんなことを言っていました。

「ボランティアは自己満足の世界だから好きじゃない。いいことやってると思ってる自分に酔ってるだけ」

みんながそうだと言っているわけではありません。ボランティアをやっていて、自分が偉いとか上の立場にいるとか、優越感に浸りたいからやっている人がいる、と言うことらしいです。
タチが悪いのは、そのことに自分では気づかないのだと。

なるほど。ちょっと考えさせられました。
ボランティアって、確かにいいことやってるイメージある。特に日本だと、無償ボランティアのイメージが強い。
ボランティア活動というのは、誰かの役に立つということが自分自身の喜びになるのですが、無意識的に自分をよく見せるための手段として使うとか、自分よりかわいそうな人を助けようとか、そういうのはちょっと違うなと思いました。

本来人間は対等で、助ける人と助けられる人に分かれたり、教える人と教えられる人に分かれるものではありません。
立場上は先生と生徒だったり、社会的に弱い人と強い人だったりしますが、みんなお互いに教えられたり気付かされたりすることがあって、どっちが偉いとか上だとかいうのはないはずです。

私も以前、東日本大震災直後の福島の避難所へボランティアに行ったことがありました。現地の人たちを助けたいと思っていたのですが、明るくがんばっている子どもたちの姿や、「ありがとう」の言葉をいただくたびに、自分のほうが元気をもらっていることに気づきました。だから決して一方通行ではないのです。

だから勘違いしないようにしたいなと思いました。
ボランティアでやってるからって全然偉くもないし立派でもありません。ただプロではない私たちだからこそ、できることがあるとは思っています。
自分たちの考えを押し付けるようなこともしたくないし、受け入れられない人もいるのもわかっています。それはそれで仕方のないことです。
今はただ、信じた道をまっすぐ進むだけ。

このご時世なかなか公演もできなくなってますが、誰かひとりでも幸せにできるよう祈りながら、地道に練習がんばります💕

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