Luftbild

ドイツ、デュッセルドルフに暮らすアーティストの日常観察記。

Luftbild

ドイツ、デュッセルドルフに暮らすアーティストの日常観察記。

最近の記事

ネット社会の『現在』と『これから』 −木村花さんの死を受けて考えたこと−

WHOがパンデミックを宣言してから2ヶ月が経って、皆が「新しい現実」へ適応していこうと模索しているところだと思う。僕もそうで、通っていた語学学校の授業が中止になったので、新しいオンラインコースを探したり、アプリでタンデムパートナーを探したりしている。これまで少し敬遠していたSNSも積極的に使うように切り替えた。続くステイホームで、これまでになくオンラインで過ごす時間が増えている。 そんな中で先日、痛ましい出来事があった。テラスハウスに出演していた木村花さんが、SNSでの心無

    • AUF DEM SOFA/ ドイツの雑誌に描かれた安倍首相の姿

      先日、営業再開して間もない書店に立ち寄ったところ、コロナウイルスをテーマにした雑誌が並んでいたので、パラパラと眺めていた。すると驚いたことに、最近話題になった安倍首相の姿が描かれたページを発見した。 タイトルは「AUF DEM SOFA/ ソファの上で。」これはベルリンを拠点に毎月刊行されている「Cicero」という雑誌だ。どうしても内容が知りたくなったので、ドイツ語の勉強も兼ねて翻訳してみることにした。以下に日本語訳を掲載する。 彼の国でオリンピックを開催することは

      • 僕がブログを書きたいと思った理由

        noteで日記をつけ始めた。というのも今、僕はアウトプットの必要性を強く感じていて、その理由はきっと現在の暮らしの様々な要素にあると思う。 ・海外生活の始まりで多感な状態にあること。 ・会話相手がほとんどいないこと。 ・コロナ渦でさらに時間がたっぷりあること。 ・コロナ渦の出来事や考えを記録したいと考えていること。 ・ドイツ語を学んでいるので、言語的な思考が活性化していること。 ・引っ越しに付き物の、アイデンティティの揺らぎがあること。 新型コロナウイルスの影響で語学学校

        • デュッセルドルフ

           ドイツのデュッセルドルフへ引っ越してきた。茶色いレンガの一戸建ての屋根裏部屋を借りた。窓に見える背の高いポプラの木々が、サラサラと葉の擦る音をたてていて心地良い。風の吹く日はその音が幾重にも重なって、川のせせらぎの様に聴こえる。  現在通っている語学学校では国籍多様なクラスメイトに囲まれている、韓国・中国・トルコ・レバノン・チリ・オーストラリア・ペルー・ギニア・ブラジル・ジンバブエ・チェコ・ウクライナ・アゼルバイジャン・マレーシア…。まるで生きた人類図鑑の中にいるようだ。

        ネット社会の『現在』と『これから』 −木村花さんの死を受けて考えたこと−