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SearchGPTでSEOはオワコンにならないと思う

2024年7月25日、OpenAIは“SearchGPT”を発表しました。
雑に言うと、ChatGPTの雰囲気で検索ができるというものですが、これにより「SEOオワコン説」が浮上しているので、一応乗っかっとこうと思います。

早速ですが、結論から言うとSEOはオワコンにはならないと思います。
※個人の感想です。


SEOはオワコンにはならないと思う理由

SEOがオワコンにならないという意見は上述の通り個人の感想なのですが、根拠っぽいことをつらつら述べていこうかと思います。

検索意図が答えを求めるものばかりではない

検索語句(クエリ)の前には検索意図があるはずですが、これにはさまざまなものがあります。

「AI とは」のような、答えがあってそれを知りたいというだけなら確かにSearchGPTでいいと思うのです。

しかし、クエリにはいろいろなものがあります。よくある一例を挙げると以下のようなものです。

  • 「怨霊 比較」:複数のものから比較して検討したい(比較基準は個人に委ねられる)

  • 「ホラー映画 おすすめ」:ランキング系は、順位選定基準まで深く抑える必要がある(結局見たい映画は個人によって違う)

  • 「伽耶子 ムーヴ やり方」:手順が知りたいHow to系(答えが複数通りあり、最終的には好みに委ねられる)

  • 「怨念 ツール 格安」:比較が必要な上に最終的にはお買い物になる(ショッピングサイトが必要)

  • 「貞子 かわいい」:かわいいという根拠より画像が見たい(画像生成ではなく色々見たい)

  • 「貞子 井戸暮らし」:エンタメ系は今のAIのギャグセンスなら面白いものの作成は難しい

プロンプトというのかクエリというのかよくわかりませんが、検索意図によっては、かなり作り込まないと意図した答えが返ってこないと予想されます。

Perplexityの認知度がそこまで高くない

どこまで検索しようとしているのかは不明ですが、同様のことはPerplexityがもうやっています。
企業の認知度の度合いによるものもあるとは思いますが、そんなにPerplexityの利用者が多くないことを考えると受け入れられるのかなというところです。
Perplexity便利なのに。

Googleが本気出してくる

検索エンジンといえばGoogleの主要製品ですが、30年ぐらいの技術の賜物です。
それを奪われまいと本気を出してくるでしょう。

というよりGeminiでええやん問題が起こります。
現状、ChatGPT、Claude、Geminiが主要AIとなっていますが、AI分野だけで見てもGeminiというGoogleの手先がいます。
GoogleがAI側でも検索エンジン側でも対抗してくることは予想されますし、現在すでにAI Overviewをぶっ込んでいます。その本気度が変わるだけだと思います。知らんけど。

最新のデータがないとAIが最新のデータを返してくれない

仮にSEO対策がオワコンになった場合、リアルタイムで最新情報をお届けする余裕のあるコンテンツが少なくなると予想されます。

ジャンルによっては毎日何回も更新しないといけないものもありますが、検索上位表示のメリットを享受するためだと考えると、SEOがオワコンになってしまうと「毎日やんのだる」となる可能性があり、そうなるとAI自身の検索精度が下がる可能性があります。
ただでさえ最新情報苦手なのに。

「SEOはオワコン」は何度も言われている

そもそも論ですが、「SEOはオワコン」は何回も言われています。
が、なんだかんだ主要な施策のひとつであり続けています。

一部InstagramなどのSNSの方がいい場合も出てきてますが、結局SEOやらないとね。となっています。
よく考えたらChatGPTの出現時にも言われてた記憶があります。

オワコンにはならないけど多分影響はある

とはいえ、SEO対策されまくったサイトのせいで欲しい情報に逆に辿り着けない現象は起こっているので「SearchGPTに聞こ」となるケースはあると思います。

そうなると「〇〇 とは」系コンテンツはちょっと厳しいかもしれません。

現状AIはOpenAIがほぼ独占状態、検索はGoogleがほぼ独占状態なので、結局、ユーザーの選択肢が増えるきっかけとなりうる良い機会だと思います。

というかSoraとGPT-5とGemini Ultraはどうなったの?

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