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「Z世代」というカテゴライズは怪しいのではないでしょうか

よく、「Z世代をターゲットにしたマーケティング手法」のようなメールがよく来るのですが、どうもそのカテゴライズは怪しく思えてしまうのです。

しかも、分析会社の大手から。
なんかうさんくさいというか、疑問に思って。

Z世代の特徴

Z世代の特徴としては、「一般的に」以下のようなものが挙げられます。
本当なのか知らんけど。

  • 多様性への理解が深い

  • 社会問題に積極的に関心を持つ

  • 自分の意見を持ち、それを主張する

  • 新しいことに挑戦する意欲が高い

  • 環境に配慮した消費行動をする

  • デジタルネイティブ

多様性への理解が深い

多様性への理解があり、差別や偏見に反対する傾向があります。

つまり、そもそもカテゴライズされるべき存在ではないんじゃないかという意見です。

性別とかまさに顕著で、生物学上は分けることは可能ですが、現状はバッサリ2タイプに分けられないと感じます。

自分の意見を持ち、それを主張する

自分の個性を重視し、周りの意見に左右されずに自分の考えを貫く傾向があります。

流行だから乗っかろうみたいな手法は難しいのではないかと思っちゃいます。

流行してても別に興味ない方からしたらアウト・オブ・眼中です。

そもそも「Z世代の特徴」みたいなものも怪しい

そう考えると「Z世代の特徴」というのも怪しい気がしてきます。

カテゴライズするなら「〇〇が好きな人」「〇〇を趣味としている人」とかならまあわかります。
が、それがわかれば苦労しないわけで、サブジャンルというかライフスタイルまで特定はむずいんじゃねと思います。

要するに、このような方々を具体的にカテゴライズすることは困難です。

Z世代と言われて嫌じゃないのか問題

私は「ゆとり世代」と言われて嫌だった経験があります。
なんか行動するほどではないですが、気分的に。

「自分の意見を持ち、それを主張する」「多様性への理解が深い」のであれば「めっちゃ嫌」か「どうでもいい」という意見が多くなるかと思われます。

「めっちゃ嫌」な人からしたらもう絶縁されるんじゃね?
とまで考え、リスクしかないように感じてしまいます。

そもそも人類をカテゴライズする時代じゃないんじゃないか問題

人種差別とか性差別とかに繋がるので、局地的には結構前から言われてるはずですけど、まだやってるのかと思ってしまいます。

ただ統計上必要な場合があるので、しれっと計測するのは必要かと思いますが、露骨に行動に移すべきではないんじゃと感じる今日この頃です。

Z世代をターゲットにしたマーケティングと言われがちなこと

この文言を謳ったようなメールには大体以下のようなことが書かれています。

  • インフルエンサーを活用

  • SNSを活用

  • Z世代とのコミュニケーションにおける注意点

インフルエンサーを活用

そもそも本当にインフルエンサーなのかがよくわからないのです。
普通の人がフォロワーめっちゃいたりするし。

案件やってたらインフルエンサーなのかなとも思いますが、結構一般人でもやれちゃうんですね。

確固たる地位を築き上げてきた方は単価が高いので、中小企業とかだと手が出ません。

SNSを活用

購入後の拡散とか狙いになるかと思いますが、商材によりけりなので、それこそ多様な会社が全てできるのかというところが疑問です。

まあSNSに合う商材とアイデアがあればワンチャンあるかもしれませんが、「ワンチャンある」程度のような気がします。

Z世代とのコミュニケーションにおける注意点

そもそもZ世代というか人としてある程度注意が必要です。

カテゴライズじゃなくてパーソナライズ

こうなっちゃいます。
そしてそれは、大体もうすでに勝手にAIやアルゴリズムである程度できています。

TikTokのリコメンドとか優秀ですね。
Googleもそれなりに広げてはくれますが、裏でかなり判断されているはずです。

「Z世代は〜」がもうすでに「Z世代向け」じゃない

結論これ。

「Z世代をターゲットにしたマーケティング手法」のようなものは一回冷静になって疑った方がいいんじゃないでしょうか。

そしてこの記事も疑った方がいいですね。

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