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予定帝王切開2日目レポ

一番辛い?2日目がスタート


さて、帝王切開一番の難所といえば、そうですアレです。
術後まもなくの歩行練習。

間違いなくこの歩行練習が帝王切開の一番の山場だと思います。今回はそんな地獄の歩行練習を始めた帝王切開2日目のレポを綴ってまいります!


予定帝王切開2日目レポ

■8時

入院開始後はじめてのご飯は流動食!


後陣痛の痛みが強過ぎて息も絶え絶え。ナースコールでヘルプを出し、痛み止めの点滴&座薬を追加してもらう。声もか細い声しか出なくなってくる。
座薬投入後、部屋に流動食が運ばれてくるも、食べられるか怪しい。そもそも電動ベッドをフラットの状態から起こすことができず、痛み止めが効くまでひたすら天井を眺める。


▪️9時

気合いで流動食を食べるの図。


夫と息子からテレビ電話。ほっこりする。

痛み止めが効いてきたので、目の前の流動食をどうにか口にしようと頑張る(ただの食い意地)。ベッドを少しだけ起こして、手を伸ばして1つずつお茶碗を啜っていく。固形物はないけれど、久しぶりの塩分がめちゃくちゃ美味しい。体に染みる。途端に今まで休んでいた腸が動き出す。


■10時
痛み止めの点滴を追加してもらう。看護師さんに「10時半になったら歩きますよ」と言われ、覚悟を決める。電動ベッドを直角位の高さまで起こし、痺れている足首を回す練習をする。


■10時半

血栓防止のために術後すぐから着けられていた足のマッサージポンプ?的なもの。
歩行練習時に外してもらいました。お見苦しい脚すみません…。
帝王切開後には欠かせない歩行時のオトモ、点滴棒。


看護師さん付き添いで、ついに恐怖の歩行練習が始まる。


ベッドから両足を下ろすのに10分くらいかかる。全然力入らない&下半身全てが痛い、とにかく痛い。が、これを乗り越えると楽になると知っているので死ぬ気で立ち上がって点滴棒にしがみつく。どうにか立てるが腰はひん曲がったまま。

目元をチカチカさせながら隣の部屋にある新生児室まで歩いていき、久しぶりに我が子と対面。「しゅぴーしゅぴー」と寝息を立てながら寝ていた。

ベビの顔を少し拝んで、再度点滴棒にしがみつきながら自室に戻る。部屋に戻った瞬間目の前が真っ暗になり、貧血で倒れる。ギリギリベッドの上に座れたからセーフ。それ以上動くことができず、看護師さんに両足をベッドの上に乗せてもらい、そのまま横になる。

抗生剤と痛み止めを点滴され、しばし休憩タイム。頑張った…。


■12時

まだ普通食ではないけれど、固形食が出てきて嬉しい昼食!


お昼ご飯。めちゃくちゃ久しぶりの固形食。
お腹が空いているわけではないけれど、スタミナをつけるためにどうにか食べたい。

精進料理みたいな献立なのに、全てめちゃくちゃ味濃く感じる。卵豆腐が冷たくてしょっぱくてめちゃくちゃ美味しい。

お腹が元気に動き出して、ガスが溜まってくる感じ。その後無事にガスが出る(※術後は逐一いつガスが出たかを確認されるのでガスが出るのは良いこと!)。


■15時
食後は気絶するように昼寝。
起床後、子宮収縮を促すための注射をお腹に刺される。
ついに尿道カテーテルが取れ、体の管が一本減る。

その後部屋にベビを連れてきてもらい、初めての授乳。おっぱいを吸われた瞬間、子宮が収縮してお腹激痛。思わず顔が歪む。その後哺乳瓶でミルクもあげてみる。チュパチュパ飲んで可愛い。

看護師さんに
「部屋の温度25度じゃ寒いだろうから一旦冷房切っていい?」と聞かれ、
「あ、暑いくらいなのでそのままで大丈夫ですー」と答えると
「あ、いや、ママじゃなくて赤ちゃんがね…」と苦笑される。恥ずかしい。


■16時
さっき歩いてからかなり体が回復してきた感を感じたので、意を決して自ら部屋で歩行練習をしてみる。

いい加減口の中が気持ち悪かったので頑張って歯磨きをしようと思ったが、まだ腰が90度位ひん曲がった状態でないと歩けず、入院バッグの中から歯ブラシを取ることができそうになかったので断念。


■17時
再びベビが自室に連れてこられ授乳。が、おっぱい飲んでくれず。
ミルクは飲んでくれたのでよかった。お目目はまだ開かない。


■18時

嬉しい嬉しい普通食!ご飯の美味しさでも口コミ評価が高い病院でした。


看護師さんに温かいタオルで体を拭いてもらい、手術着からパジャマに着替える。さっぱりして良い気分。

夕食はついに普通食。テンション上がる。
ベッドの上でご飯を食べようとすると、右足太ももだけやたらと痺れていることに気づく。前回の術後はこのような症状がなかったため、少し不安に感じる。

食後謎の頑張りを見せて部屋の中で1人歩行練習をしようとするも、右足で踏ん張れずうまく歩けずでまさかの大転倒。膝から崩れ落ちたからいいものの、その辺のものを色々なぎ倒してすごい音が出て、めちゃくちゃ焦る。


■19時
右足太ももの痺れが右足全体に広がってきたので、不安になりナースコールで相談。看護師さんが来てくれて状態を見てもらうと、恐らく硬膜外麻酔の影響だと。背中の管外せば治るはずと言われたので、そのまま様子を見ることに。

その後40分かけて術後初のお通じに成功する。痛み止めの点滴がしっかり効いている内に歯磨きも済ませ、ようやくスッキリ。


■20時
自分で部屋の電気消して消灯タイムに。


■23時
少し寝たら全身汗びっちょり。まだ麻酔の影響で熱があるっぽい。

お腹がすっからかんの状態から普通食を完食したせいか、トイレでお腹を盛大に下す。辛い。

飲み物がもう何もなく、自力で動く気力と体力がなかったためナースコールでお水を持ってきてもらうようお願いする。水飲んで寝る。

2日目を終えた感想

こうして振り返ってみると、個人的に一番辛いはずの帝王切開2日目、案外動けてるじゃん自分!ということに気づきました。

ただし、前回はこのレベルでは動けていませんでした。確か、2日目なんて午前中に歩行訓練した後もうずっとベッドで横になっていたような…。授乳も3日目からにしてもらった記憶があります。

やはり、医療の進歩によって今回はある程度痛みをコントロールできていたということでしょうか(それでも十分痛かったけどな…!!!!!)。

部屋で自ら歩行訓練をするなんて、なんか今回やたら頑張ったな自分、という自画自賛な感じです。ただし、上述したように私の場合変に頑張って1人で激しく転倒したので、術後は決して無理する必要はないと思います…。

そしてやっぱり一度頑張って歩くと、その後かなり体が楽になります。術後の歩行訓練は本当に本当に本当に(×1億位)辛いけど、ここを乗り越えれば後は体はグングン回復に向かっていくので、これから帝王切開をされる皆さん、どうか頑張ってください…!

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