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Hello baby👶①

8月に娘が産まれた。
はじめての妊娠、出産についての記録を残しておくことにする。

恐れていたつわりはほぼなし。主治医の先生が休みを推奨してくれ早めに産休もらえたおかげで、妊娠中期〜後期も特にトラブルなし。体重増加も通常+3kg程度で収まっていた。

真夏の、36°とか人の体温じゃないかっていう暑さの中、まんまるに出たお腹をさすりながらちょこっと近所を散歩したりして過ごす。

臨月に入り、検診で予定より早いかもねと言われてから、今日かな〜明日かな〜と夫とそわそわ、わくわくする毎日。
待ち侘びすぎて、これは陣痛来たか?!10分間隔?!と思って病院に電話するも、「まだ微弱陣痛ですね〜」とフライングしたことも。

そして迎えた出産当日。夫の帰りに合わせて、さぁ唐揚げ揚げるか〜と立ち上がった瞬間(ちょうど江國香織の小説を読み終えたところ)、いつもと違うお腹の痛みが。そしてなんと、普段帰りの遅い夫がたまたま早く帰ってきたその瞬間に、ざざーっと破水した感覚が!!
「おかえり!破水した!」と玄関で出迎える私。帰ってくるなりそんな驚くような言葉をかける妻に対し、夫は「おおお!!ついに来たか!!!じゃあ準備しよう!!」って感じで、2人でバタバタと病院に向かう準備を開始。

とりあえず唐揚げはジップロックに入れて冷凍(ここはちゃんとする)、突然降り始めた雨に、急いでシーツを取り込んで片付ける(生乾きだけど気にしない!)、冷蔵庫にある作り置きの食べる順番について説明する(先にこれから消費して!)。
ってしてる間にも、あああーーーーいったーーーい!!!っていう確実に今までとは違うお腹の痛みに襲われる。でもついに、やっと来たわ、陣痛!やっと出産だわ、っていう気持ちがもりもり出てきて気合いが入って変なアドレナリンが出ていたと思う。

病院に連絡、入院バッグを最終チェックし、夫はその間に陣痛タクシーに連絡。20分かそれくらいで準備を万端におえて、ああ、夫婦で連携プレーとれてるぅって思った記憶。

エネルギーチャージのために、また無痛の麻酔入れる前に食べとかなきゃって思いから、冷蔵庫からスニッカーズとGABAと葉酸飲むヨーグルトを引っ張り出してカバンに入れる(ここは食い意地)。

タクシーの中では、陣痛の波がきていない時には普通に話せるけど、突然襲われる痛みの波にふぅーーーって言葉が止まる。

この瞬間に夫が居て、本当にほんとうによかったと心から思った。これ、1人だったら焦って病院に向かう準備もままならなかっただろうし、こんなに気持ちに余裕を持って痛みと向き合うこともできなかったはず。
早く帰ってきてくれてありがとうーーーー泣。

病院に着いて、診察して、LDRに入って、とんとんと準備が進む。陣痛も強く、間隔も短くなってきたところだったので、無痛分娩の麻酔準備も始めちゃいましょうかーって助産師さんに言われてほっとする。

病室に1人きりになったタイミングで、これまでで1番きつい痛みに襲われ、無痛じゃなかったらこれより辛い痛みが何時間も続くのか…と思うと、ほんと無痛選んでよかった…むりや…ってひしひしと感じた。

麻酔科の先生が来て、無痛の麻酔を入れてくれる。その途中でも痛みに襲われ、横向きの体勢で身体を捻って痛みに耐える。「あーーうーーー」っていう声がどうしても漏れる。これまでの人生で経験した一番の痛みだったと思う。

麻酔が効いてきてからは、ものすごく身体が楽だった。なんと、むしろ、快適に思えるほど。妊娠後期に入ってから毎日寝つきが悪かったり寝苦しかったりが続いていたので、とろーんとした感覚で、うとうとできるのが久々すぎて、また、隣に夫が居てくれる安心感から、「子宮が全開大になるまではゆっくり休もう」と落ち着いて目を閉じることができた。

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