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母になったと感じた瞬間

娘が産まれてもうすぐ3ヶ月。
ここまで長いようで短いようで、いや、やっぱりあっというまだった。

退院して1週間後に1回だけ、なんでこんなに娘が泣いてるのかわからなくて、一緒になってわんわん泣いたことがある。産後うつってこういう感じで始まるのかな…ってふと思った。

うちの場合、夫は育休が取れず(取得予定だったが)在宅勤務もあまりできなかったので毎日ほぼいわゆるワンオペ。朝夫を見送ってから、娘との時間がいざ始まってみると、さあ大変。

mission①授乳
出産後しばらくは授乳がまず辛くてつらくて。
裂けて切れた状態の乳首を1日に12〜17回くらい吸われる。シャワーのお湯があたるだけで痛いけど、でもこの時期にちゃんと吸わせないと分泌が増えないしってことでピュアレーン(という乳頭保護クリーム)が手放せなかった(通常サイズじゃ足りず大きいのを追加購入)。
世の中のママさんたちすごい…って思いながら授乳を続け、2回ほど区の産後サービスの訪問助産師さんに来てもらい授乳指導+マッサージを受ける(一度なりかけた乳腺炎も一歩手前のケアで回避できた)。
そんな感じで授乳を続けていると、ふと、「あ。なんかあんまり痛く無くなってきた…」と思う瞬間が。娘の吸い方も上手になり、ポジショニングもしっかり指導してもらったので慣れて来たようだった。

mission②夜のギャン泣き対応
授乳の問題がクリアされると次にきたのが、ほぼ毎夜19時から始まる3時間ほどのギャン泣きタイム(3-4週目頃。いわゆる「魔の3週目」というやつだったのかもしれない)。
昼間は比較的寝てる時間も長く、むしろ寝すぎなんじゃ…?って思うくらい落ち着いてくれているんだれど、ちょうど夕飯食べようかなくらいのこの時間に、ぎゃんぎゃん泣くのです。

夕飯の支度は昼間に進めておき、夕方17時〜18時で沐浴を終え、帰宅した夫と2人でさぁ食べようかとすると始まるので、あえて数分放置してみるものの心が痛むのであまりごはんに集中できず、早めにかきこむ始末。一度始まると長いので、もうここから3時間は娘に捧げますと諦めモードで寝室にステイ。おむつでもない、時間的に授乳でもない、室温衣類なども大丈夫そう。なのにギャン泣きする…これが辛かった…。
しかしある一定期間を過ぎると、「あれっなんか最近すぐ寝るね」って感じでギャン泣きタイムはなくなったので辛い時期はほんの少しだったのだけれど。

のちに買ったジーナ式の本には、「夕方のギャン泣きは経験上ほとんどが空腹です」という内容が書かれており、夕方は母の疲れが溜まって来て母乳の分泌量が減るらしいと。これを読んでからはミルクを足すようにしてみたら、なんとなく落ち着きやすくなった気がする。
最近は16時〜17時で授乳(母乳)→お風呂→ミルク→寝室で寝かしつける→18時〜19時に就寝→まとまって寝る。(その後の授乳間隔は22時に起こして飲ます、3時、朝方)っていうリズムになりました。

mission③離れると泣く対策←イマココ!
ついこないだまでは、午前の朝寝30-40分+午後の昼寝2-3時間がリズムになっていたのだが、ここ最近は昼寝が短い…抱っこからベッドに置くと泣く…家事進まない…っていう困った感じになっている。これまで寝てる間に掃除やごはんの作り置き、夕飯の準備などを進めていたのだが、これじゃ全然できない。抱っこ紐つけて家事をtryしてみたが、料理は危なくてできないし洗濯物干すのも怖々。
「赤ちゃんの気持ちがわかる本」には12週目はいくつかある成長のステップの一つの時期であり、赤ちゃんが母から離れたくなくてよく泣くようになるとかそれまでの授乳や睡眠のリズムが崩れるとか書いてある。
なのでいままさにココのmissionな訳だが、長い目で見ていつか問題は解決されるだろうと思って試行錯誤しているところです。


そして育児中のリフレッシュについて(表題のテーマにやっと触れます)。産後、夫が私の精神状態について心配してくれ(気分が落ち込んだり産後うつになったりしないか)、気分転換を提案してくれたおかげで、平日ワンオペ育児でも自分なりにリズムを作って過ごせている。
まずは夫のワンオペデビューとなった産後1ヶ月すぎの美容院。次に友人とのランチ、そして先日は産後初めて夜の外出をさせて貰った。
夫の協力がありこれらの気分転換=自分の時間が作れている。本当に感謝だ。

夜、友人とのごはんから帰路につくあいだ、Instagramのスクロールを終えカメラロールを開くと、出てくるのは娘の写真ばかり。ニコォッッと満面の笑みを見せてくれた時の一枚、ぬいぐるみと並べて撮った一枚、あくびの瞬間、泣いてるとき、寝顔。同じような写真ばかりだけどどれもかけがえのない大切な写真たち。それらを眺めているうちに、自然と自分の口角が上がって、足取りがどんどん軽くなっていることに気づく。駅の階段を1段飛ばしで昇り、コンビニに寄ることもせずまっすぐに家に帰る。

早く娘に会いたいなぁ、私がいない間どうしてたかなぁ、寝顔を早く見たいなぁ。ああ、こうして考えてる私は、すっかり母親になったんだと思ったのでした。

とはいえ"母業"は始まったばかり。これから先乗り越えていかなければならないmissionは大量にあるのだろうけど、自分を追い詰めず、夫に相談しつつ、適度に力を抜いて、娘の笑顔を守っていけるよう育児を楽しんでいきたい。

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