あなたの気持ちわかる、なんて簡単には言えないけれど
8月も今日で終わり。
ネットニュースで「夏休みの後の子どもの変化に注意」と書いてあったのを見て、思い出したことを少しだけ。
・・・
26年間生きてきて、いじめられることの多い人生だったなぁと思う。
いや、想像はしたくないけど、これからだって、いじめられることがあるかもしれない。
中学校の3年間、いじめを受けていた。
カナダ留学中、同じ大学の1学年上の人たちから無視された。
新卒で入社した会社で同期から嫌がらせを受けていた。
— ベランダから飛び降りたらどうなるだろう
— 包丁で自分のことを刺したらどうなるだろう
— 車に轢かれたらどうなるだろう
死にたいと思ったことは何度もある。
冷静な頭で考えれば、悍ましいのはわかるけど
渦中にいる時はそんな余裕なんて全く無い。
次はどんなことを言われる or やられるのだろうって常に怯えていたし、
先生や上司には相談したけど、全く助けてもらえなかった。
根に持つ性格なのは性悪とは思うけど、いじめの加害者の人たち、助けを求めても助けてくれなかった大人たちのことは、今でもまだ許せていない。
一方、あれだけ精神的に追い詰められても、自分がまだ生きていられているのは、
「私が死んだら相手の思う壺」という私の負けず嫌いの性分のおかげだった気もしている。
「私は絶対に幸せになる」と誓っていた。
「良い環境に行きたい」という一心で、勉強や転職を頑張る原動力に変換していた。
そして、何より「私自身がいじめの加害者側にはならずに済んで良かった」ということ。
上記の通り、根に持つところは性格悪いけれど、他人に嫌がらせをするような性格の持ち主じゃない、というのが自分の良いところだなと思う。
・・・
「〇〇は今までにいじめとか無かったの?」と、以前、パートナーに聞いたことがある。
しかし、その時に彼から言われた言葉が、今でもとても印象に残っている。
「自分はいじめる側でも、(筆者)のようにいじめられる側でもないよ。そもそも誰からも注目されてこなかった人間だから。」
パートナーとはマッチングアプリで知り合ったので、学生時代だった頃や上京した当初の彼のことを私は知らない。
でも、その一言で、彼の今までの苦悩を垣間見た気がした。
いじめられて1人でいることが多かった私。
人と距離をとって1人でいることが多かった(らしい)彼。
理由は違えど、1人の気楽さも、1人の寂しさも知っているからこそ、
彼曰く、私の外交的な性格のおかげですぐに仲良くなれた
私としては、内向的で誰にでも良い顔をしない彼の性格のおかげで信用できると思った
だから、カップルとして成り立っている気もしている。
あなたの気持ちわかる、と簡単には言えないし
いじめられていた私の気持ちもわからないとは思う。
でも、誰にだって人には言えない苦しみがあるんだよなって、そんなことを考えた時の話でした。
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