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【HOU】開幕予想と入退団選手まとめ-2024-

こんにちは、あすとろビエボです

MLBも開幕直前となり、野球も賑わう時期となってまいりました!今回はヒューストン・アストロズの開幕予想&入退団選手をまとめていきたいと思います。

新入団選手(メジャー契約)

野手
ビクター・カラティーニ(C)
FA  ミルウォーキー・ブルワーズから加入
契約内容: 2年1200万$

トレイ・キャベッジ(1B/OF)  
トレード ロサンゼルス・エンゼルスから加入

投手
ジョシュ・ヘイダー(RP)
FA  サンディエゴ・パドレスから加入
契約内容: 5年9500万$

ディラン・コールマン(RP)
トレード カンザスシティ・ロイヤルズから加入

オリバー・オルテガ(RP)
ウェーバー移籍 ミネソタ・ツインズから加入

オフシーズンの補強は全体的に退団選手の穴埋めとなりました。控え捕手・マルドナードの代わりとしてカラティーニを早い段階で獲得、手薄な左打者をエンゼルスとのトレードで加入したキャベッジで補いました。

また、移籍したリリーフ3人の穴埋めとしてヘイダーと大型契約を結び、今季からプレスリーに変わって新クローザーとなる予定です。

その他にもオルテガやコールマンが加入し、ブルペンの厚みも増しました。
(コールマンはスプリング・トレーニングで防御率14点台となってしまい、トリプルAでシーズンを迎える予定です…)

マイナーでは、元楽天のクリス・ギッテンスや元広島のテイラー・スコット、ワンダー・スエロ、
昨年はメジャーにいたジョエル・クーネル、
他ストロットマン、マルケスらと契約しました。

退団選手

野手
マイケル・ブラントリー(OF) 引退

マーティン・マルドナード(C)  FA
→シカゴ・ホワイトソックス

投手
ヘクター・ネリス(RP)  FA
→シカゴ・カブス

フィル・メイトン(RP)  FA
→タンパベイ・レイズ

ライン・スタネック(RP)  FA
→シアトル・マリナーズ

マット・ゲージ(RP)  ウェーバー移籍
→ロサンゼルス・ドジャース(ヤンキース経由)

昨季計194登板のリリーフ3人を同時に失ってしまったことはかなり大きいが、想定内ではありました。今季この3人の穴をいかにカバーできるかが重要になってくると思います。

また、3人ともアストロズの優勝に貢献してくれた功労者ですし、これからもチームは違えど応援していきます📣

野手の方では、昨季の正捕手であったマルドナードが移籍。攻守とも年齢による衰えはあったものの、投手からの信頼は厚く昨季はバルデスのノーヒットノーランなど導きました。

マルドナードと同様ベテランのマイケル・ブランドリーは引退を決意。近年は怪我に悩まされていたものの、言わずと知れた好打者でメジャー15年間で1656安打、348二塁打、129本塁打
通算打率は.298となりました。5度のオールスターにも選出され、シルバースラッガー賞も獲得しています。現役お疲れ様でした!

なお、同HOU担当のEurofighterさんもブランドリーについてまとめてくださっているので、是非こちらも!

開幕スタメン予想

1.ホセ・アルトゥーべ 【2B】
2.ヨルダン・アルバレス 【DH】
3.カイル・タッカー 【RF】
4.アレックス・ブレグマン【3B】
5.ホセ・アブレイユ【1B】
6.チャス・マコーミック【LF】
7.ヤイナー・ディアス【C】
8.ジェレミー・ペーニャ【SS】
9.ジェイク・マイヤーズ【CF】

今の所のベストメンバーはこんな感じでしょうか

昨年と大きな変化はありませんが、827得点、OPS.768、出塁率.331、長打率.437、打率.259と昨年は上記の記録でリーグ3位、他の打撃チーム記録もリーグでは、ほぼ上位のアストロズ攻撃陣の強さは健在ですね!

昨年31HRでア・リーグ6位の大砲ヨルダン・アルバレスや打点王のカイル・タッカーらが並ぶ上位打線はハイレベルですし、あとは下位打線がうまく繋がってくれれば良いかなと。

昨年は不安視されてポストシーズンのロースターから漏れてしまったマイヤーズもスプリング・トレーニングでは調子を上げているようなので
楽しみにしてたりします。

あとはアストロズ・プロスペクト6位で24歳のJoey Loperfidoがスプリング・トレーニングで良い結果を残しているので、開幕じゃなくてもいずれメジャーに上がって来そうな予感。
あー楽しみだなぁ

成績

開幕先発ローテ予想

お次は先発陣の予想です!
開幕の時点では以下のような感じになりそうです

1 フランバー・バルデス
2 クリスチャン・ハビアー
3 J.P.フランス
4 ハンター・ブラウン
5 ロネル・ブランコ/ブランドン・ビーラク

ここにジャスティン・バーランダーホセ・ウルキーディが復帰し、後半戦にはルイス・ガルシアマッカラーズJrが戻ってくるという計画です。

昨年とまったく変わらない先発ローテーションですが、昨年の出来はイマイチでした。

故障者が続出したことも要因としては大きかったですが、全体的に先発が打たれ込まれる試合も多かったように感じました。特に後半戦では力尽きた感もありました。

はっきり言って、アストロズの現状の心配は先発陣だと言えます。

ただ、例えばJ.P.フランスは昨年がMLBデビューの年でしたし、ブラウンは過去のどのシーズン(126.1イニング)よりも30イニング近く多く(155.2イニング)投げていたことを考慮すると、後半戦に体力が尽きてしまってもおかしくはありませんでした。

現にブラウンは最初の23試合(22先発)で125.1イニングを投げ、防御率4.16
FIP3.92。 最後の8試合(先発7試合)では、防御率8.90、FIP6.26という成績で、ホームランを打たれた3分の1以上(26本中9本)がこの最後の期間に打たれたものだったのです。

彼らがシーズンを通して投げることに慣れさえすれば、ローテの改善も見込めますし今年はそこに期待するべきなのかもしれません。
私の今年の先発陣のキーマンにはJ.Pフランスハンター・ブラウンを挙げることにします。

そしてもう一つ問題がありました。それは先発投手の怪我人が開幕前に増えてしまったということです。先程名前をあげたウルキーディ・バーランダーのことですね。
2人とも元々は開幕時の先発ローテ予想には入っていましたし、当然この離脱は痛いです。

これもあって、アストロズがFA市場の先発投手を調査しているとの報道もありました。
ファンの間でも「先発ローテにもう1人選手が必要だ」という声もありましたし。

FAの先発投手の中でも昨年のナ・リーグCy Young賞投手であるブレイク・スネルとの契約は
真剣に検討していたようです。

結果的にはSF行きに。

現在のFA市場(3/27時点)を見るとクレビンジャー、グレインキー、クエトらが残っていますが、どうなるのか注視したいです。

でも、補強するのが絶対というわけではありません。ウルキーディやバーランダーの代わりにはロネル・ブランコブランドン・ビーラクが入ることができます。補強をせずともなんとかなるにはなりますから。

ブランコの成績

ちなみにブランコはスプリング・トレーニングで
1度も失点を許さない投球を続けています。
調子も良く、先発ローテに入る可能性は大いにあります。

そしてもう1人、注目しておきたいのがアストロズ・プロスペクトランキング3位のSpencer Arrighettiです。開幕時のロースター入りではなくても、シーズン中にメジャー初昇格の可能性があります。

アストロズはルイジアナ州から2021年のMLBドラフト6巡目でアリゲッティを指名し、以来、彼はシステム内で着実に進歩してきました。

昨季はダブルAコーパスクリスティから登板し、トリプルAシュガーランドに到達。通算成績は9勝7敗、防御率4.40、124.2イニング、141奪三振、59四球。 シュガーランドでの成績は2勝5敗でしたが、防御率はコーパスクリスティとシュガーランドの両方で安定。アストロズはこのERAがもう少し下がることを望んでいますが、両チームで安定した成績を残したことは良い兆候でした。

アリゲッティには「90キロ台中盤から後半の速球と、ばかげたスイーパー」を持つという強みがありこれがメジャーでは優れた武器になると個人的に思っています。あとは磨きをかけ続ければ完璧です。

ヒューストンで育ち、昔からのアストロズファンであるアリゲッティがミニッツメイド・パークのマウンドに立つ日が今から楽しみです!

2023のチーム記録(投手)
失点 698              防御率 3.94
先発防御率 4.17    与四球率 3.34
奪三振率 9.09       被本塁打 201
WHIP      1.28        奪三振 1460
完投数  2            被打率 .241
                           
チームトップ防御率 バルデス ERA 3.45
チームトップ勝利  バルデス 12勝
チームトップ奪三振 バルデス 200

ブルペンメンバーの予想

今季のブルペンメンバーは昨年と比べ大きく変わりました。予想としてはこんな感じです

ブライアン・アブレイユ 
セス・マルティネス
ラファエル・モンテロ
ライアン・プレスリー
パーカー・ムシンスキー/テイラー・スコット
ベネット・ソウザ

クローザー:ジョシュ・ヘイダー

なんといっても、アブレイユ・プレスリー・ヘイダーの3本柱が目立ちます。(2003年のアストロズのブルペンの圧倒的な最後尾だったブラッド・リッジ、オクタビオ・ドテル、ビリー・ワグナーを思い起こさせます)

彼らが勝ちパターンとしてシーズンを通して投げ続けることができれば、かなり助かりますし
先発投手の負担は減ります。
ただ、シーズン中何が起こるかわかりませんから
1人でも多く救援投手がいて損はないかなと。

残念ながら、実際に先発同様リリーフ投手にも
怪我人が続出している現状ではあります。
昨年加入したグレイブマンは今季絶望、新加入のオルテガは肘の手術、他にも期待のウィットリーやダビンらが怪我で出遅れとなっています。

まあだからと言って救援投手の補強は多分無いでしょう。マイナーの選手や若手選手で埋めていく気がします。

名前を挙げるとしたら、上記にも書いたテイラー・スコットです。南アフリカ🇿🇦出身ということでメジャー初のアフリカ大陸出身として有名なスコットですが、スプリング・トレーニングでは
好調子です。ブラウンGMも注目すべき選手になる可能性があるとして名を挙げました。
エスパータ監督も...

He threw the ball really well again. I like his stuff. It plays against both righties and lefties, and he’s going to continue to get chances.

彼はまた本当にいいボールを投げた。 彼の投球は気に入っている。 右打ちと左打ちの両方に対応できるし、彼はこれからもチャンスを得るだろう

高評価です。

スコットの成績

開幕時にメジャーのブルペンに食い込むことが
できるか注目です。

3/25(日本時間)に発表されたMiLB開幕日の所属投手陣リストにはテイラー・スコットの名前は無かったので、ギリギリまで枠の争いとなりそうです。同様にムシンスキー、ソウザ、ルイス・コントレラス(スプリング・トレーニング招待選手)も
上記のリストに名はありませんでした。

最後に


今年の開幕投手(vsNYY)はフランバー・バルデスとなりました!エースとして今年のバルデスがどんな投球を見せてくれるか今から楽しみです。

全体的に、戦力は昨年とあまり変わりないですが
期待の若手や新加入選手らが実力を発揮し
投手陣と野手陣が噛みあえば、
今年再び優勝することも可能です。
そしてそのピースも少なからず揃っています
アストロズの黄金期も終わりか?と言われている中でまだまだできる!というのを見せてほしいなと思います。

それでは、また次のnoteでお会いしましょう!


テイラー・スコットの画像

表紙

発言引用

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