内田ユキオ写真展 「青い影」
昨日、会社帰りに富士フイルムイメージングプラザ東京で開催中の、
内田ユキオ先生の写真展 「青い影」へ行ってきました。
内田先生は残念ながら在廊されてませんでしたが、逆にいらしてもキンチョーして写真をじっくり見ることができない可能性があるので、ゆっくり見れて良かったかも。
いつか直接お話ししていろいろな事を聞いてみたいです。
今回もハワイが被写体ということで、X-proシリーズに縁がなかった僕としてはX100シリーズの記憶ばかりで、特に新しくクラシッククロームがシミュレートされた時のX100Tの展示は今でも忘れることができません。
ハワイでX100Tのクラシッククロームを使ったスナップは懐かしい(と言うか古い)ファッション誌に出て来るような色調で、おしゃれで味わいのある雰囲気がとても素敵でした。
それらの写真が掲載された「YUKIO UCHIDA with X100T」の冊子は僕のスナップの原点というか、やる気(撮る気)回復スイッチみたいなもので、今でもたまにペラペラとめくって見ています。(ボロくなったのでもう1冊欲しい)
サイレントシャッターが搭載されたX100Tがスナップ機として完成形だと思っており、今でも改良版の次世代機X100Fをこよなく愛しています。
さて今回のフィーチャーはX-pro3と新しく搭載されたCLASSIC Neg.のシミュレーション。
X-pro3は背面の液晶モニターの話題が集中されがちですが、ざっと触らせてもらったファーストインプレッションとして、操作面の十字キー(D-Pad)が無くなった事が1番のアップデイトでした。(液晶はめくれば出てくるのでOK)
デジタル機ならではの多くのカスタムキー(Fn)を割り当て使っている身としては厳しく、この流れのままX100シリーズの最新版にも同じインターフェースが搭載されてしまうのか、少し気がかりになりました。
フィルム機だったり、Leicaのように機能が限定的だったら良いのですが、機能を詰めつつ、シンプルなインターフェースでまとめるには相当考えぬいたUIにしないと厳しいと思うので、次機種の開発に期待したいと思います。
フィルムシミュレーションのCLASSIC Neg.(クラシックネガ)はノスタルジックな感じで、まさに僕たちがいま撮っている“フィルム写真”の雰囲気を現代のデジタル写真で再現したような色の転び方をしてますね。
流行りどころを掴みにきているよう。再現性は本家(製造メーカー)ならではの流石な感じで、数年後フィルムの写真が現実的でなくなってきたときのシフト先としては十分。
この手軽なデジタル体験を通じて、最終的にフィルム→デジタルへ置き換えの予告がアナウンスされたような感じがしました。
そういう意味で、まだフィルムで撮る事の所作含めて全てを体験できる事は大変ありがたく、今の内にたくさん味わっておこうと思います。
今回の展示を見て僕もこのCLASSIC Neg.でハワイを撮ってみたい衝動に駆られたのは言うまでもありません。
年末〜年度末あたりに来るであろうファームアップ含めて、このシミュレーションが搭載された機種に目が離せなくなりました。
僕の使っているX-H1にはフジ機伝統の「第3弾大型アップデイト」がきていないので、シミュレーションだけでも降ってこないかなぁ(笑)