祝?side by side radio出演記念

元全日本TTチャンピオンのプロロード選手(シマノ、チャンピオンシステム、ブリジストンアンカー)の西薗良太さんのポッドキャスト side by side radio第70回に呼んでいただき、2時間ほどおしゃべりしてきました。テーマは物理と自転車? あまり実のある話にはならなかった気が...(汗 https://sidebysideradio.libsyn.com/70-thinking-blackholes-on-bike

冒頭の方で、もがき練のときに3本ローラーだと下手すると(ふらふらして)落ちるのに、実走だとよほどきついメニューでもそういうことはないよね、という話題がありました。どうしてなのか?というのをその場ではうまく話せませんでしたが、単純に実走だと、慣性があるので安定、してるんでしょうか? ちょっと考えてみましょう。

ニュートンの運動の法則というのがありまして、その1番目の法則が、静止している物体は静止し続ける、等速直線運動している物体はその運動を続ける性質がある、というものです。慣性とはこの性質、のことを指します。等速直線運動というのはその名前のとおり、同じ速さで同じ方向に進む運動です。カーブを同じ速さで曲がったり、直線を加速・減速したりするのは等速直線運動ではありません。その場合はかならず加速度が働いています。

慣性の法則から、等速直線運動は静止してるのとおなじ、とも言えます。3本ローラーは左右には多少動きますが、前後には全く動かないのでその場で静止してるのと変わりません。

さて、外乗りで踏んでから脚を止めた場合、バイクがまっすぐ進んでいて、なかなか減速しないなら等速直線運動、ということになります。つまり、静止しているのと同じです。 んーん、結局、3本ローラーと変わりません

では、なぜ3本ローラーの方が外乗りより安定しない気がするんでしょうね。気のせい?実際には外でもふらついているんですかね?あるいは微妙な加速度が効いているのか。まだ考える余地がありそうです。

と、結構とりとめなくなったので、ポッドキャストで話さなくてよかったかもしれません。  (了)

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