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はじめての尿管結石(その5) - 3度目の外来診察と手術の決断

前回の続き。

3度目の外来診察

発症から2ヶ月を過ぎたが、未だに排石した気配がないまま3度目の診察を迎えた。

前回同様、診察前にレントゲン撮影を行い診察を待つ。いつもであれば予約時間前に診察の順番が回ってくるのだが、何やらこの日は遅い。

診察券を機械に通して出てきた紙に書いてあった担当医の名前が以前と変わっていたのが気になっていたのだが、その影響なのか周囲で待っている人も遅い、遅いという声が聞かれる。

結局予約時間より1時間30分程度遅れて診察室に入る。新しい担当医はレントゲンを見ながら1ヶ月前と結石が動いていないと言う。

1ヶ月動いていないのでこれ以上自然排石はあまり期待できないこと、そしてチョロチョロと流れてはいるだろうが次第に腎臓が低下し最終的には機能しなくなってしまうと説明を受ける。

そして今後の治療についてどうするか選択を迫られる。一つはもう少し様子を見る、もう一つは積極的に治療をして結石を除去する。

全く痛みのないので至って普通の生活を続けていたのだが、とは言え落ち着かない。

そこで早く何とかしたいですと告げると、この病院では手術などのこれ以上の治療はできないので、T病院で治療することになるという。

T病院は5年前なくなった父がお世話になった病院で私自身とても信頼している病院なのでそちらで治療してもらうことを選択することにした。

その日は紹介状はもらえなかったのだが、後日電話があり紹介状の準備ができたこと、そして翌週の予約も入れたと連絡をもらう。

後日、紹介所やデータの入ったCD-ROMなどを受け取り、予約してくれた日にT病院へ向かった。

転院先での診察

久しぶりのT病院。紹介状受付の窓口へ向かい手続きを行い別の窓口へ行くように伝えられる。

その窓口で受付を済ませると尿検査をしてから診察を受けるように言われる。診察室に入り担当医から2つの治療を説明される。

一つは体の外から衝撃波を当てて結石を砕いて排石する方法(ESWL)。もう一つは尿道から内視鏡を入れてレーザーで砕いて、砕けた石を除去する方法(TUL)。

前者は日帰りで治療できるが、1回で割れない可能性があり何度か治療が必要になる場合があること。更には骨の近くに石があると割れにくいと言う。私の場合は膀胱の近くまで下りてきているが、骨盤近くにあるので割れにくいかもしれないが、やってみないと分からないという。

後者は確実に結石を除去できるが、4日の入院が必要になるという。ただ、最近はこちらの方が確実に除去できるので一般的だという。

どちらにするか聞かれるが、自分で判断するだけの材料がなかった。悩んでいるとどちらにしても事前の検査が必要なので、今から検査して戻ってきてからもう一度どうするか聞かせてくださいと言われる。

血液検査と心電図の検査をして、再度診察室へ呼ばれる。どうしますか?と言われるがまだ判断ができていなかった。ただ、早く何とかしたい気持ちが強かったので最終的にはTULを選択することにした。

実は数日前に生命保険会社の担当者の1年に1回の訪問があり、日帰りなら3万円、入院になれば30万円の給付金がもらえると聞いていたので、このことも判断材料の一つになった。

その週の木曜日に手術は可能だが、急なので来週にしますか?と聞かれたが、仕事の都合はどうにでもなるし、早く何とかしたいので慌ただしいが3日後に入院、翌日に手術にしてもらった。

手術の内容を説明してもらい同意書にサインして診察は終了。入院の窓口で手続きをしてこの日は帰宅した。


今回はここまで。続きは次回


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