見出し画像

5/30放送分【アカウミガメに教えられて】

生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています(詳細は自己紹介)。スタートして4年目。noteでも公開することにしました。過去分も随時アップ中。21年度の目録はこちら

──────────

20/05/30 放送分
「ウミガメの旅」
亀崎直樹 先生

・日本で生まれた、たかだか体長4㎝のアカウミガメの赤ちゃんは、地球規模での旅をし、10年20年かけて大きくなっていく。
・そして再び日本の海岸線の砂浜にもどり卵を産む。
・明石の砂浜でも産卵したことがある。

と講義の中でありました。人間には壮大に思われるこのドラマも、アカウミガメにとっては自然の営みの一環として輪廻しているようです。「よたよたと危なげに砂浜をいく子亀をかわいそうと海辺まで運んであげることが、子亀の本能を狂わせ、生きる力を奪っている」との説明もありました。

ゆっくりと確実に歩む亀は「Slow and steady win the race」と言われ、私自身も苦境に陥ったときの励ましの言葉として「先を見て焦るのでは無く、今は足元をしっかり固める時」と思い、いい結果につながったことがありました。

この格言は、現在コ口ナ禍で大苦戦を強いられているスポーツ文化の全ての担い手が胸に刻むべきだと改めて思っております。

わたしのボート普及活動も同じくです。8月末までは自粛、9月以降に情勢を見極めながらの再企画にならざるを得ない状況で、会議も開催しにくい程です。7年間継続してきた活動を振り返り、足元を固め直し、急ぐことなく、できることを確実にしていくべき期間だと改めて言い聞かせています。

アカウミガメの悠久の命を手本にし、この世界的ウイルス戦争を乗り切りたいと心を引き締めました。

20/06/06
アストロケン

5/23放送分【今年もしっかり学びます】<前 次>6/6放送分【アリさんに変身しようとするキリギリスさん】

HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。

Twitterもはじめました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?