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6/20放送分【相補うこと】

生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめたエッセイをつづっています(詳細は自己紹介にて)。スタートして4年目。noteでも公開することにしました。過去分も随時アップ中。21年度の目録はこちら

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20/06/20 放送分
「私は、なぜ日本国民となったのか」
金美鈴 先生

歯に衣着を着せないストレートなお話の数々、いままでの講師とはまた違うお話ぶりに痛快感さえありました。その中でも印象に残ったのは、日ごろ一緒に過ごしているスタッフが自分と真逆の行動パターンをすることから、「相補うことの大切さ」に気づかれたとのお話でした。

我々夫婦も最近特に感じ始めている事であります。2人して、直前まで身に着けていたものの有り場所を瞬間的に忘れ、探し回ることがよくあります。まもなく再発見するのですが、今までにはない記憶力の低下に対して「相補わなければいけないね」と互いに呟くことが増えているのです。

ボートの普及活動でも同じように思うことが増えています。

活動の核となって動いているのは会社での現役生活を終えた70歳以上、次は若手といえども60歳代。それぞれ、体力の衰えはまだそれ程でもないようですが、わたしと同じく記録力の低下を感じているようです。こうした日常から必然的に「相補うことの大切さ」を痛感したので、自ら率先して呼びかけようと、会議等で寛容性を持つことの大切さを強調しています。

思い出してみると、現役時代のボート訓練では青春ど真ん中にあって、「自分こそが中心であり、すべてであった」と思っていましたが、そうではなかったかもしれません。8人の漕手とコックスは、一つの闘うクルーとして塊となる必要があります。クルーとの共同生活の中で、それぞれが自分の役割の貫徹と同時に、互いに補っていかなければ勝ちに繋がらないという精神を身に着けていたのでは、と今思いました。

現役の皆さんにも、いま現在のわたしや同世代の人、そしてこれから年を重ねていった先も。ただ自分中心ではなく「人生を通じて相補って生きることの大切さ」をさらりと伝えることができればと思います。金先生のストレートな話から、記憶の中にあったヒントを再発見できました。今回も感謝。

20/06/26
アストロケン

6/13放送分【見えないリズム感の訓練】 <前 次>6/26放送分【口からでる言葉】

HAT神戸ボートコース設立実行委員会で活動しています。

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