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高校3年 受験①爆睡かましたセンター試験

自分で言うのもなんだけど、まぁまぁ優秀だった中学と違って

高校では部活に一途で全然勉強には身が入らなかった。

部活を頑張るテンションで勉強も出来たら言うことなかったんだろうけど

どうにもヤル気がでない。

昔からそうだ。

"これを頑張ったらこうなれる!"

そういったものに意欲を持って行動できたためしがない人間なのだ。

やりたいことは親の目をかいくぐって寝たフリして一晩中でもやる。

そうじゃないものは絶対やらない。

いや、ヤル気はあるけど、やれない。という表現が正しいかもしれない。

強制的にやらなければならないとかでなければ無理なのだ。

それが僕。


そんな小中高を過ごしてきた僕は

ついに迎えた大学入試のセンター試験で

過去最悪の結果を取ることになる。


振り返れば昔からそうだった。

ストレスが溜まると眠くなる。

授業参観では緊張で授業中に寝ていたし

空手の大会でも試合直前に正座しながら寝ていた

受験の前には胃腸炎になってた

なのに元来活発な性格が災いしてか学級委員は当たり前、気付いたら生徒会長にまでなっていた。

おだてられたら何処まででも登る。

そのくせ、ありもしないプレッシャーに負け続けていた。


そんな僕のひ弱なメンタルは

センター試験一発目の英語の時間、ヒアリングのタイミングで過去最高のパワーを発揮し

気付いたらまったく手付かずの白紙のテストを前に残り30分のところで夢から醒めた。

もはや夢であってほしい。

だが非常にも、この夢のような状況は醒めない。

終わった。


素直に思った。

大学はそもそも学費の安い国公立しか考えていない。

本来行きたかった芸大美大は受験対策すらしていない記念受験だ。

秋に美術の先生に「芸大受けようと思うんですけど、、、」と相談しに行った時の、先生と美術部の面々の冷めた顔は今も忘れられない。

そりゃそうだ、今までまともに絵なんて描いたことないんだもん。

でも演劇とダンス、衣装製作に明け暮れた高校時代だ。

パフォーミングアートに関してはお前らより絶対優れてる自信ある。

受験対策とかしたことないけど。

とはいえ国公立文系の滑り止めが芸大美大というあんぽんたんは俺しかないだろう。


浪人かなぁ。

そんなことを考えながら2日間のテストを終えた。


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