紫のバラをあなたに
本日11月3日は、文化の日にして速水真澄氏のお誕生日です。
お誕生日らしいです。
おめでとうございます。
いったい何歳におなりなのでしょうか?
連載開始の1976年に24歳だったことが推察されますので、2021年の今はえーと……
ちょっと算数ができません。
「ガラスの仮面」はこれだけ長寿の漫画にもかかわらず、作中にキャラの誕生日がいつなのかまったく描写されていません。
誕生日だけでなく、少女漫画にありがちなクリスマスなどの季節イベントもまったく出てきません。
あれだけマヤに貢いでいる紫のバラのひとも、誕生日やクリスマスのプレゼントは一度も贈っていません。
時節ネタが出るのは、私の記憶違いでなければ連載スタート時の大晦日エピソードくらいです。
これは偶然ではなく作者の意図するところであると、何かで読んだことがあります。
よって、真澄さんの誕生日が今日だということもファンは公式HPで知るのみです。
彼がマヤより11歳年上であることはくどいくらい強調されていますので、連載中断時にはおそらく32歳と思われます。若いじゃねーか。
熱心なファンによる速水真澄生誕祭の様子をTwitterなどでみかけましたので、私ものっかってみます。
真澄さん、お誕生日おめでとう。
あなたを始めとするキャラクターの皆さんが連載中断による無限地獄に突き落とされてから、幾年がたったのでしょう。
お元気でいらっしゃるでしょうか?
あなたは特に、長いヘタレ期間からようやく脱却する兆しが見えたところでの中断、さぞ口惜しいこととお察しします。
あなたほどのキレ者がマヤには手も足も出ないとは、なぜなのでしょう。
あなたがマヤへの恋心を自覚した時は確かにマヤは未成年でしたが、彼女ももう大人です。ロリコン疑惑にも東京都条例にもひっかかりません。
マヤがほかの男と結婚するところを勝手に想像して「そんなことになったらおれは気が狂うかもしれない」と白目で悶絶するくらいなら、さっさと彼女に告白すればよかったのに。
そしてそれとは裏腹に、婚約者に「ぼくだけを見ていなさい」とか「あなたはぼくにはもったいないくらいの人だ」とか、どのおツラさげておっしゃるのでしょうか。
あなたにとっては単なる営業トークなのかもしれませんが、あの免疫ゼロのおぼこお嬢さまには通じません。泥沼昼メロに陥るのはたやすく想像できたはずです。
おっと、せっかくのお誕生日なのにお説教が過ぎましたね。
紫のバラをいつもあげるばかりのあなたに、今日は私から贈りたいと思います。
またカッコよいお姿に会える日が早く来ますように。
速水真澄さまへ。
ジェーンより愛を込めて。
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