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いけばな日記〜 春生まれと春の花

少し前にデンファレをいただきました。

そのまま飾っても素敵ですが、せっかくですので家にあった切花を混ぜて生けてみました。

紅白でおめでたい


デンファレは一年を通して出回っていますので季節感はあまりありませんが、そこにラナンキュラスとスイートピーが混ざることで少し春らしくなったでしょうか。

ラナンキュラスは繊細な花びらが幾重にも重なり、一輪でも存在感があります。
この時期ほかのnoterさんの記事で見かけることも多く、私もとても好きな花です。

散りはじめても美しい



この花も春を告げてくれます。

♪旅立ちはフリージア


フリージアはフレグランスフラワーの別名もあるほど、香りのよい花です。
しつこくない甘い香りでその空間を満たしてくれます。
玄関に飾っていると、帰宅した時にはっとしてほっとします。(昔そんな感じの歌がありましたね)


私は春生まれなのですが、春がそれほど好きではありません。
暑いのが苦手すぎて、「春の次はもう夏か」などと思うからでしょうか。

そんな私でも、花屋に春の花がたくさん並んでいるのを見るとうきうきします。
花はどの季節のものでも美しいですが、春はとりわけ生命力にあふれているように感じます。

ちなみに、私の"別名"には「春」の漢字が含まれています。
別名とは、芸名ではなく、源氏名でもなく、
華名です。

左下が見えますでしょうか?


これは門標もんぴょうといって、師範免状をとる時に一緒に授けてもらえるものです。
生け花教室をやる時の看板のようなものですね。
「教授」などと畏れ多い字が書いてありますが、この門標はお金を積めば研鑽を積めば誰でもとることができます。
※師範の位はたくさんあり、私は一番下です。

その時に師匠からつけてもらう名前が華名です。
下の名前の一文字を、その人の生まれた季節からとることがよくあるそうです。
夏生まれの姫川亜弓さんなら、姫川亜夏さん、という塩梅で。

ですので、私は
◯◯ ◯春
となりました。

お見せできないのが残念ですが、この名前はとても気に入っています。春生まれでよかったです。


あと数日で4月。新年度がスタートします。

環境が変わる人もそうでない人も、身の回りに花を飾ってみると、ほんの少しだけ気持ちが和らぐかもしれません。
花が持つリラックス効果は医学的にも認められているようです。


新年度から新しいスタートを切るあなたへ、
ジェーンから両手いっぱいの花を(心の中で)贈ります。


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